「e-SPORTS」の影響もあり日々取り扱いや新しいメーカーの進出も目立つようになってきたゲーミングチェア業界。
この記事ではそんなゲーミングチェアの中でもAK RACINGと双璧をなす人気を誇る海外のメーカーであるDXRACER(デラックスレーサー)の「DRIFTING SERIES (ドリフティングシリーズ)」を実際に試座してみた感想を紹介してみたいと思います。
DXRACER(デラックスレーサー)ゲーミングチェア ドリフティングシリーズを体験して「結論」
一度に試してみないと違いがわかり辛いということで、ドリフティングシリーズ以外にも、同じくDXRACERの「FORMULA SERIES」と「RACING SERIES」と「KING」も同時に体験して比較する事が出来ました。
そして結論から言うと、DXRACERのゲーミングチェアとしては、このドリフティングシリーズが身長155cm〜175cmの普通体型の人に一番おすすめ出来るゲーミングチェアと言えるでしょう。
個人的にもDXRACERとしては2番目に気に入ったゲーミングチェアでした。
ちなみに身長175cm体重60kg、普通体型の私が一番気に入ったレーシングシリーズに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
DXRACERのレーシングシリーズを体験レビュー!同メーカーイチオシのゲーミングチェア!
では他のシリーズと比べてドリフティングシリーズのどこが気に入ったのか?
気に入った点、気に入らなかった点を紹介していきたいと思います。
ドリフティングシリーズの基本情報、価格
現在発売されているドリフティングシリーズは「DX-61」、「DX-03」、「DH-73」の3モデル。
公式サイトでのお値段は以下の通り。
モデル | 価格(税込) |
DX-61 | 45,800円 |
DX-03 | 49,800円 |
DH-73 | 47,800円 |
(2019年5月の段階での公式のお値段です。クリックすると商品ページへ飛びます)
最新のDH-73よりDX-03の方が公式のお値段が高いのが意外ですね。
ちなみに公式では身長155cm〜175cmの方におすすめと記載されています。
DXRACERの中では、比較的座面と背もたれが広めに作られており、ゆったりと座る事が出来るのがドリフティングシリーズの一番の特徴です。
そのため身長155cm〜175cmの人で
より座面と背もたれにフィット感を求めるのであればフォーミュラシリーズ、
よりゆとりを持って座りたいのであればこのドリフティングシリーズがおすすめですよ。
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「DX-61」、「DX-03」、「DH-73」の違い
今回試座出来たレーシングシリーズはロングセラーモデルのDX61、そしてこちらも公式ではしょっちゅう在庫切れになっているDX-03の二つでした。
サイズ的には最新のDH-73の寸法はどちらかというとDX-61に近いです。
DX-61とDH-73なら2,000円の差しかないので、今買うなら強化樹脂ベースからアルミベースになり、より脚の強度と耐久性が高くなった最新のDH-73で間違いないでしょう。
体重の重い人なんかはリクライニングした時のベースへの負担を考えるとアルミベースの方が賢明です。
DX-03をおすすめする人
DX-03は同じくアルミベースながらDX-61とDH-73に比べて座面が2cm厚いのが特徴。
そのため、強度のあるアルミベースで、他の二つより柔らかい座面を好むのであればDX-03でしょう。
最低座面高もDX-03の方がDH-73が43cmなのに比べ42cmと、より低身長の方にも適しています。
DX-61をおすすめする人
脚はアルミベースではありませんが、ドリフティングシリーズのゆとりはそのままに、少しでも安く済ませたい人はDX-61がおすすめ。
さらに、DX-61は41cmと最も最低座面高が低いので、より低い座面を求めている人であればDX-61>DX-03>DH-73という選択肢になるでしょう
ちなみに41cmというと、男女共に日本人の155cmくらいの人の平均の膝下の長さになります。
(42cmだと身長155cm〜160cm、43cmだと身長160cm前半くらいの人の膝下の長さの平均といわれています)
DH-73をおすすめする人
DX-61よりも強度と耐久性を求める人。
DX-03より硬めの座面を求めている人。
最低座面高と2,000円の差が問題ないのであれば基本的にDX-61よりもこちらの方がおすすめです。
※DH-73のネットでの扱いは公式サイトのみのようです。(2019年5月現在)
ドリフティングシリーズに実際に座ってみて(レビュー)
というわけでDXRACERのドリフティングシリーズDX-61とDX-03に実際に座ってみましたので特に気に入った点と、好みが分かれそうな点をお伝えしたいと思います。
ドリフティングシリーズの特に気に入った点
- ゆとりのある座り心地
- アルミベース
ゆとりのある座り心地
DXRACERのゲーミングチェアを同時に座り比べてみて、ドリフティングシリーズのゆとりのある座面は非常に好印象でした。
同じく身長155cm〜175cmくらいの平均的な日本人の身長に向いているといわれるスタンダードモデルのフォーミュラシリーズはよりフィット感が強いモデルになるのですが、座面部の左右両端の傾斜が太腿に接触する感じが個人的には好みではありませんでした。
一方のドリフティングシリーズは、座面部の左右両端の傾斜が邪魔にならず、太腿から膝にかけてがより自由に動かせる感覚があるので個人的にはこちらの方が快適に感じました。
フィット感を求めるか、ゆとりを求めるかで、フォーミュラシリーズとドリフティングシリーズは好みが分かれるでしょうが、私は断然こちらのドリフティングシリーズでした。
ちなみにレーシングシリーズは左右両端の傾斜がさらに低く緩やかなので、よりゆとりを持って座る事が出来ます。
こちらは175cm〜185cmくらいの人におすすめ。
アルミベースに
こちらはDX-03と最新のDH-73だけですが、ベース部分がアルミベースになった事でより強度が増したのは体型が大きくてベースに不安を抱いていた人や、頻繁にリクライニングをする人にとっては嬉しいですね。
ドリフティングシリーズDX-03とDH-73の強みの一つでしょう。(DX-61は強化ナイロン樹脂)
好みが分かれそうな点
- シートの硬さ
- アームの高さ
- アームレストは上下昇降のみ
- 前のめりの作業には向かない
シートの硬さ
DXRACERのゲーミングチェアのシートは同じく人気のAK RACINGと比べると若干硬め。
「AK RAICINGだと少し柔らか過ぎる」って人には丁度いい硬さのシートになるでしょう。
アームレストの高さ
DX-03に関してはオフィス用の用途としても使えるゲーミングチェアとして開発されたようですが、それにしてはアームレストが最大67cmまでしかあげられないのは少し残念。
とは言っても、このDX-03に限らずゲーミングチェアは基本的にアームレストの高さの限界がオフィスチェアと比べて低いものが殆どなのでゲーミングチェアとしては一般的な高さと言えます。
オフィスチェアとして使う事を検討している人は、お使いのデスクが67cm以上あるとデスクとアームレストの高さが合わなくなるので気をつけましょう。
アームレストは上下昇降のみ
アームレストの機能は上下昇降のみと非常にシンプル。
身長155cm〜175cmの人でアームレストを細かく調整したいのであれば、座面のゆとりはドリフティングシリーズより落ちてしまいますが、現状はフォーミュラシリーズのDX-11が最も最適かと思います。
175cm近い人であればレーシングシリーズもおすすめです。
前のめりの作業には向かない
ゲームをする人にはあまり関係ない事かもしれませんが、DXRACERのゲーミングチェアは基本的にデスクワークなど前屈みになるような前傾の作業をサポートしてくれるようには出来ていないので前のめりの作業には向いていません。
前傾姿勢で使う事が多いって人は、E-WIN2019年シリーズが背もたれ、座面共に前傾15までリクライニングするので前傾作業にはおすすめです!
前傾リクライニング機能が欲しいという人は候補に入れるべきゲーミングチェアでしょう。
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ネットで購入するなら何処がおすすめ?
DXRACERのゲーミングチェアをネットで購入することを検討している人にはDXRACER公式オンラインサイトがおすすめ。
理由としてDXRACERはAmazonだとカラーのラインナップが揃ってなかったりするため。
例えば、フォーミュラシリーズのDX11はAmazonでは6色しか選べないが、公式だと10色ラインナップされているといったことがあります(2019年11月時点)
このように、DXRACER公式のオンラインサイトであれば全色ラインナップされているので、あとで「あの色もあったのか…」というような残念な気分になることはなく安心して購入出来るでしょう。
また、Amazonには「AKRacing」や「GTRACING」といったDXRACERと似た名前のメーカーがありややこしいので、ゲーミングチェアにあまり詳しくない人は特に公式オンラインサイトをオススメします。
追記:2020年11月27日〜12月1日にかけてサイバーマンデーセールが開催。
商品ページの割引クーポンを使えばいつもよりもお安く購入可能ですよ!
狙っている人はお見逃しなく!
まとめ
というわけでドリフティングシリーズを体験した感想を紹介させて頂きました。
最後にこのドリフティングシリーズを一言でまとめさせて頂くと。
「身長155cm〜175cmで、座面に『ゆとり』を求める人におすすめのゲーミングチェア」
といった感じでしょうか。
上記の身長に当てはまり、尚かつアームレストは上下昇降すれば十分という人であれば非常に快適に使い続ける事が出切るんじゃないかと思います。
もし試座するなら、都内なら秋葉原がおすすめ、しっかりと販売店を確認して伺いましょう。
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