e-Sportsや最近では在宅ワークの影響もあり需要が増えて来ているゲーミングチェア 。
一体どこにゲーミングチェアが売っているのかわからない人も多いと思いますが、実はあのニトリでも販売しているのをご存知でしょうか?
それがこちらのヘイデンというゲーミングチェア。
この記事ではそんなニトリのワークチェア(ゲーミングチェア )「ヘイデン2」、そしてハイエンドモデルの「ヘイデンPRO2」をピックアップ。
実際にニトリで体験してみた感想をお値段や機能を照らし合わせながら「ヘイデンはお値段以上なのか?」について解説していきます。
ゲーミングチェアの試座に行こう!メーカー別取扱店舗と選ぶ際のポイントなどを紹介!の記事では人気ブランドのゲーミングチェアを扱っている店舗をご紹介していますので参考にしてみてください。
ヘイデンの機能
まずニトリのゲーミングチェア 「ヘイデン
- 1Dアームレスト
- 深めのリクライニング
- ロッキング機能
- ランバーサポート
ゲームをする上でコントローラーを持つ際に、適切な高さで腕を支えるため最低限必要であろう上下昇降で高さ調節が可能な1Dアームレストを搭載。
心地よい角度でゲームに浸るための(120度以上は倒れるであろう)深めのリクライニングとロッキングも可能。
そして長時間ゲームをする上で労らなければならない腰をサポートするための高さ調整が可能なランバーサポートも付いています。
カラー
ヘイデンのカラーはブラック/レッドと、新しく登場したブラック/グリーンの2タイプ。
さらに機能が向上したヘイデンPRO。
ヘイデン
今、市場に出回っているゲーミングチェアには90%以上ついているものなので気になってしまう人もいることでしょう。
どうしてもヘッドレストをつけたい場合は、ヘイデンのハイエンドモデルであるヘイデンPRO
ヘイデンPROならあらかじめヘッドレスト付きで販売されています。
さらに機能の向上したヘイデンPROにはヘッドレストの他にも様々な機能が新たに付属。
- ヘッドレストが付属
- フットレスト内蔵
- 3Dアームレスト(上下昇降、パッドの前後、角度調整が可能)
シートもヘイデンと同じブレスレザーを使用。
その違いをヘイデンと比較しながら解説していきたいと思います。
ヘイデンとヘイデンPRO(プロ)の違い
では一体どこが異なるのか?
まず大きく違うのがそのお値段。
ヘイデンPROの方が倍近くお値段が上がっています。
機能として最も異なるのはこの3つ
- ヘッドレストがある
- 3Dアームレスト
- フットレスト内蔵
PROにはヘッドレストがある
ヘイデンで個人的に気なっていた点が通常ゲーミングチェアには殆ど付いているヘッドレストが無いことでした。
ヘイデンPROにはそんな気になっていたヘッドレストが付き、一段とゲーミングチェアらしくなっています。
3Dアームレスト
ヘイデンのアームレストは上下昇降のみが可能な1Dアームレストでした。
ヘイデンPROの場合は上下昇降の他に、アームパッドの前後、さらにはパッドの角度(向き)を変更できるようになったのでゲームをしている時の腕のサポートがより細かく調整可能になっています。
フットレスト内蔵
さらにヘイデンPROには座面の下にフットレストが内蔵されています。
通常の座り姿勢でゲームを続けると太ももが圧迫されて血の巡りが悪くなり、長時間のゲームにストレスをきたしやすいのですが、フットレストがあることで足を伸ばしながらゲームをすることが可能に。
サイズ感、座り心地は一緒
サイズ感はヘイデンと全く同じで、座面両端の傾斜が緩く低めに作られているので比較的「ゆとり」のある座面だと言えるでしょう。
ちなみに、2022年現在、ニトリからはリボークBKとヨウいうゲーミングチェアも登場しています。
これらのチェアに関しては下記の記事を参考にしてみてください
参考:ニトリのリボークBKをレビュー。オトナかっこいいゲーミングチェア。
参考:ニトリのヨウを体験レビュー!女性向けサイズのゲーミングチェア。
ニトリ製品ならではの魅力
ニトリのゲーミングチェア「ヘイデン
- 安心の日本メーカーである
- 座面にゆとりがある
- 背もたれと座面にピンホールが空いている
- ニトリに行けば試座できる
- 圧巻の5年保証
まず、お値段は2〜5万円の価格帯の物もザラであるゲーミングチェアの市場では比較的良心的な2万円以下の19,900円(税込)から購入できるのは嬉しいところ。(※送料を入れると2万円をやや上回ります)
※2021年5月時点の価格です。
ゆとりのある座面
機能で言えば、「ヘイデン(PROも含む)」の座面はゲーミングチェアの中でも比較的「ゆとり」を持って座れる形状。
ゲーミングチェアと言えばレーシングカーの座席のようなホールド感の高いものが多め。
一方「ヘイデン」の座面は座面両端の傾斜の角度が緩く浅いため、ホールド感は薄く太ももが圧迫されにくい「比較的ゆとりのある座り心地」のゲーミングチェアであることがわかります。
※他のメーカーでも座面にゆとりを重視しているゲーミングチェアはあります。
※座面の座り心地に関しては体型により差が出ますのでご理解ください。筆者:175cmの普通体型
通気性・吸湿・放湿性に優れたブレスレザーを使用
ヘイデンのシートはブレスレザーというニトリとTOYOBOによる日本の技術を集めた合成皮革を使用。
シートにはピンホールが空いおり、蒸れずらくなっています。
以下はブレスレザーの通気性を実証した動画です。
吸湿・放湿性にも優れているので、長時間でもさらさらの座り心地を実現。
消臭抗菌機能にも優れている!
さらにシートには優れた消臭、抗菌機能も備わっており、JIS基準よりも最近の発生を大幅に抑えることに成功。
ゲーミングチェアは殆どが中国の生産で見た目も性能も詳しくない人だと見分けがつかないものが殆どですが、ニトリの様にシートの性能をしっかりとアピールしているゲーミングチェアメーカーは殆どありません。
公式サイトで見ると分かりやすいですが、シートの性質についてここまでしっかりと明記されているゲーミングチェアは非常に珍しく、2万円以下で購入できる製品としてヘイデンの特に優れている点の一つと言えるでしょう。
日本企業の安心感
ゲーミングチェアはそのほとんどのパーツが中国をはじめとしたアジア圏で大量生産されること、またそういった国のメーカーが多いため初期不良やパーツの欠損などの問題が度々あります。
相手が日本に代理店を持たない外国のメーカーだと、それらの返品、交換などのやりとりによるメーカーとのトラブルが起きやすくアマゾンや楽天などの低評価のレビューでもそういったトラブルが多く報告されています。(※外国でも全てのメーカーが対応が悪いわけではありません)
ニトリもおそらくパーツの生産は中国だと思いますが、日本のメーカーとして品質管理に意見が出せる点と、万が一初期不良があってもニトリ公式のお問い合わせフォームがあるのでこちらに非がない商品の不具合などであれば誠実な対応をしてもらえることでしょう。
ニトリに行けば試座することもできるのでしっかりと自分で納得した上で購入することが出来るでしょう。(ニトリでも置いていない店舗もあります)
ヘイデンの保証期間は5年!
個人的にゲーミングチェアとして驚いたのが、ヘイデン
なんと5年もあります。
下記のような場合は保証の対象外になるので気をつけて大事に使用しましょう。
- お渡し以降の輸送・移動・落下等による故障、損傷
取扱説明書・タグ・パッケージ等に記載の注意事項や指定条件をお守りいただけなかったことが原因による故障、限度を超えた誤った使用方法による故障、損傷 当社または指定業者以外での修理や改造が認められる商品の故障、損傷 業務用でのご使用による故障、損傷(法人向けカタログ商品は別途保証がございます) 地震・火災・落雷・風水害・塩害等の天変地異、その他外的要因による故障、損傷 保証書のご提示がなく、保証期間の確認が取れない場合 ソファやマットレス等のクッション材のへたり 表皮材(生地)の擦り切れ、合皮部分の加水分解や表面硬化、本革の色変化やひび割れ、日光等による退色等 日常使用によって生じた摩耗、傷、汚れ、退色等
ヘイデンを店舗で体験レビュー
実際にニトリの店舗へ赴いてヘイデンを体験してきました。
※写真は店舗の許可を得て掲載しています。
体験してきたのはヘイデンPROではなくヘッドレストとオットマンの付いていないヘイデンの方。
カラーはブラック×レッド。
見た目は、ヘッドレストがついていないこと以外は非常にベーシックなゲーミングチェアという印象。
ゲーミングチェアではよくある「ブランドのロゴの刺繍」がされておらず配色も控えめでゲーミングチェアとしては派手すぎないシンプルなデザインです。
ブレスレザー
ヘイデンの最大の魅力の一つであるブレスレザーは残念ながら試座の短時間ではお伝えすることは出来ませんが、座面にはしっかりと通気口が空いており通気性に配慮してあることが伝わってきます。
合成レザーを使用しているゲーミングチェアの弱点がシートの蒸れと言われていることからも通気性に配慮しているヘイデンのブレスレザーは大きな魅力と言えるでしょう。
座り心地、座面の硬さ
そして、座面両端の傾斜がゆるいことから比較的ゆとりのある座面だと予測していましたが、やはり座り心地はフィット感よりもゆとり重視の座面でした。
(175cm、普通体型の感想になります。体型によりフィット感は変わりますのでご注意を)
個人的には座面両端の傾斜がきついゲーミングチェアよりも、ヘイデンのような座面の方がゆったりしていて好みです。
筆者くらいの体型なら太ももに圧迫感を感じることなく座ることが出来るでしょう。
座面は比較的硬め。
クッションが沈み過ぎるのが苦手な人には最適ですね。
より長時間座り続ける人に最適な安定感のある座り心地を感じられることでしょう。
アームレスト
ゲーミングチェアの魅力の一つとして高さ調節のできるアームレストは外せません。
高さも十分、上下昇降でしっかりと高さを調節することができます。
デスク周りを統一できる
ちなみにニトリはゲーミングチェア以外にもゲーミングデスクやラックなどのゲーミングデバイスも取り扱っています。
全部揃えればゲーミングチェアと合わせて、より統一感のあるデスク環境を作り出すことも可能!
一通りニトリで揃えられるのは嬉しいですね。
ニトリのゲーミングデスクについては下記の記事を参考にしてみてください。
ヘッドレストの有無は好みが分かれるところでしょうが、何よりニトリには他メーカーよりも遥かに長い5年保証があるのでメーカーにこだわりがないのであれば検討する価値は十分にあるでしょう。
もしもヘッドレストとオットマンが欲しい場合はヘイデンPROを選びましょう。
ヘイデンは蒸れにくいブレスレザーに魅力を感じる人、ゆとり重視の座面、座面は硬めが好みの人、5年保証が欲しい人に是非チェックしてもらいたいゲーミングチェアでした。
ヘイデンの口コミ、評判
ヘイデンの口コミや評判をSNSから集めてみました。
実際のユーザーの感想として参考にしてみてください。
ニトリのゲーミングチェア(ヘイデン)
見てきた。ネットで売ってる格安ゲーミングチェアよりだいぶ良いです。座り心地もニトリって感じで心地よいけど耐久性はんーどうかな…?#ニトリ pic.twitter.com/1U22ieHUWT— ジャンク? (@junk_enemy) July 28, 2021
NITORIのゲーミングチェアとデスク使ってるんすけどお値段以上ですごいいいです。
— たなか (@kenpanman66) January 10, 2020
先日ゲーミングチェア買った。
ニトリのヘイデンPRO2?
良い感じ( ^ω^ ) pic.twitter.com/0Vf85sItiV— ken_aremokoremo欲sii (@kenken_stache5) June 3, 2021
ニトリ ヘイデン2です
2万で買えて5年保証はやばいよね? pic.twitter.com/CAXBFBvBR5— ときわ????? (@tokiwa315) October 2, 2020
ニトリ人いっぱい?
ゲーミングチェアらしき椅子あって座ったら腰楽でずっと座ってられるから即予約したw
目当ての物も何個か買えたし良い買い物できました✨— のんち (@nonchan7_pubg) November 4, 2019
ニトリのゲーミングチェアのヘイデン2が届いた。テレワークで絶賛活動中。前まで20年くらい前にかったオフィスチェアだったから、仕事の疲れが段違いで驚く。ずっと座っていられるって素晴らしい。リクライニング機能付きだから休憩もそのまま椅子の上で可能。
— 猫マン (@kyuseidaichoen) February 26, 2021
レビューでも書いた通り、座面はやや硬めにできているという意見が多いようです。
座面は硬めなほうが好みという人にもオススメと言えるでしょうが、もっと柔らかくしたい場合は座面にクッションを引くのも一つの手ですね。
ヘイデンを購入するならどこがオススメ?
このニトリのヘイデンの重量は約21kg、ヘイデンPROは22.8kgもあるので個人的にはニトリまで買いに行くよりは、家まで発送してくれるネットでの購入をオススメします。
個人的にオススメはニトリで試座をしてからネットで購入するという方法。
ネットで買い物といえばAmazonのイメージが強いですが、残念ながらヘイデンはAmazonでの取り扱いはありません。
そのためネットで購入する場合「楽天市場」か「Yahoo!ショッピング」のニトリ公式ショップのページを利用しましょう。
楽天ポイントを貯めている場合は楽天市場を、Tポイントがある場合はYahoo!ショッピングを利用するとポイントが使えてポイントも貯められるのでお得です。
ヘイデンは組み立て式
ヘイデンは購入してから自分で組み立てる組み立て式になります。
ゲーミングチェアといえばほぼ全てのメーカーが自分で組み立てる必要があるのでしょうがない点と言えるでしょう。
ちなみにヘイデンの組み立て方法は他のメーカーのゲーミングチェアとほぼ同じです。
まとめ、ニトリのゲーミングチェア「ヘイデン」はお値段以上か?
というわけで、「ヘイデン」はお値段以上なのか?
個人的には「ヘイデン」は最低限必要な基本的な性能は備えたベーシックなゲーミングチェアという印象、さらにヘッドレストが付いていないというのはかなり気になるところではあります。
しかしながら、この値段帯で「座面にゆとり」がありなおかつ「シートにピンホールが空いている」ゲーミングチェアはかなり少なく、何と言っても安心の日本メーカーで2万円以下の価格を実現したという点は一定のニーズがあると言えます。
そういった意味では、
- 最低限必要な性能を備えたゲーミングチェアが欲しい
- 座面は「ホールド感」よりも「ゆとり」重視
- 通気性に配慮したゲーミングチェアが欲しい
- 予算2万円で購入したい(税込で2万円は超えます)
- 安心の日本メーカーのゲーミングチェアが欲しい
- 自分で座ってから購入を決めたい
といったような、上記の項目に多く当てはまる人ほど「お値段以上」の価値を感じられることでしょう。
一方で、ヘイデンよりも機能を充実させたい場合はヘイデンPROがオススメ。
基本的なシートの性能や座面の座り心地はヘイデンもヘイデンPROも一緒なので、ヘイデンにより機能性を求めるかどうかがヘイデンとヘイデンPROを選ぶポイントとなるでしょう。
お値段は機能が多彩になったこともあり通常のヘイデンよりも高めですが、日本メーカーの安心感のが欲しい人には最適なゲーミングチェアなんじゃないかと思います。
仮に購入後に初期不良など、何かしらこちらに非のないトラブルがあった場合も日本のメーカーらしい誠実な対応をしてもらえることでしょう。
同じ値段帯の中国メーカーと比べると、この安心感だけはどこにも負けないでしょうね。
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