この記事は以下の疑問にお答えします!
- 中古のアーロンチェアをオススメしない理由(4つ)
- オンラインで買うならどこがオススメかわかる!
「アーロンチェアを中古で買おうかな…でも大丈夫かな?」
そんなふうに思っている方、多いですよね。
新品は高額だから、中古でお得に手に入れたい気持ち、すごくわかります!
でも実は、「中古のアーロンチェア」は慎重に選ばないと、後悔してしまうケースがかなりあるんです。
中古市場には見えないリスクが潜んでおり、単に「安いからお得」とは限りません。
見た目がキレイでも、内部構造にトラブルを抱えていることも…!
この記事では、「アーロンチェアを中古購入するのはやめたほうがいい」と言われる3つの理由を、徹底的に解説していきます。
読めば、「なぜ安さに飛びつくと損をするのか」がよく分かりますよ。では、行ってみましょう!
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理由①:正規12年保証が受けられず、修理費が高額になる

アーロンチェアを新品で購入した場合、ハーマンミラーの正規12年保証がついてきます。
これはガスシリンダーやリクライニング機構、キャスター、メッシュなどの主要構造部を幅広くカバーしてくれる非常に手厚い保証です。
しかし、中古で購入した場合、この保証が一切適用されません。
たとえハーマンミラー純正品であっても保証の譲渡は不可とされています。

また、中古で状態が悪過ぎると有償修理も受けられない可能性もあります。
そう考えると、たとえ新品20万円のアーロンチェアを10万円の中古で買えたとしても、万が一の保証が得られないのであまりお得とは考えられないのが正直なところ。
この12年の保証期間が無いのは中古の大きなデメリットと言えるでしょう。



20万円は高額ですが、費用対効果は抜群。20年は使うつもりで新品を購入すればタダ同然とも考えられます。
正規保証がないと、修理費はすべて自己負担に
保証がないということは、壊れた時点での修理がすべて自己負担になります。
特に以下のようなパーツは、経年劣化しやすく、使用状況によって不具合が起こることがあります。
- ガスシリンダー(座面の上下昇降機能)
- アームパッド(ひび割れ・グラつき)
- ペリクルメッシュ(伸び・たるみ)
- キャスター(回転不良・異音)
- リクライニング機構(可動域の変化や動作不良)
これらを修理・交換する際は、専門業者に依頼することになります。
費用は部品代+作業費として1〜3万円程度が一般的な目安とされており、状態によってはさらに高額になる可能性も十分にあります。
状態の良い個体も存在しますが、正規保証がないことを前提に、修理費を含めた総コストを検討することが現実的です。
中古は「保証なし+使用履歴不明」という二重のリスク
中古のアーロンチェアはすでに数年使い込まれていることも多く、「どの程度劣化しているか」がわかりません。
そのうえ、正規保証もなく、修理費は高額。
つまり、「安く買ったつもりが、あとから出費が増える」リスクが高いということです。
とくに10年以上の長期使用を見込んでいる人にとっては、初期投資が高くても新品+保証付きの選択が、結果的にコストパフォーマンスに優れることが多いのです。
理由②:劣化や見えないダメージが多い


一見キレイに見える中古のアーロンチェアでも、実際には「内部の経年劣化」や「目に見えない故障リスク」を抱えていることが非常に多いんです。
外見だけでは判断できない“内部の疲労”
アーロンチェアは、エルゴノミクス(人間工学)に基づいた高機能チェアですが、それゆえに構造が非常に複雑です。
中でも注意すべきなのが以下のポイントです。
- メッシュ素材の伸び・たるみ
アーロンチェアの特徴でもある「ペリクルメッシュ」は、長年使うことで伸びたりヘタったりします。見た目は問題なくても、座面の弾力が失われている場合があります。 - ガスシリンダーの寿命
昇降機能を司るガス圧シリンダーは消耗品。中古の場合、上下がスムーズに動かない、座ると少しずつ沈むなどの症状が起きることも。 - リクライニングの不具合
背もたれのロッキング機能が滑らかでなかったり、硬すぎたり、可動域が狭くなっているケースもあります。
前オーナーの使い方に左右される
中古品の怖いところは、「どんな使われ方をしてきたかがわからない」という点です。
「長時間の使用」「直射日光に晒されていた」「メンテナンスなしで使い続けた」など、使い方によっては耐用年数が極端に短くなっている可能性も。
しかも、販売時にはそうした背景が明示されることは稀です。
外観だけを見て「お得かも」と判断すると、あとでガッカリするケースもありえるでしょう。
理由③:旧モデルを掴まされるリスクがある
中古で出回っているアーロンチェア中には、現行のリマスタードモデルではなく、旧型のクラシックモデルも多く存在します。
見た目が似ているため、知識がなければ区別が難しく気づかずに購入してしまう人も少なくありません。
アーロンチェアには「クラシック」と「リマスタード」がある
アーロンチェアは1994年に初代が登場し、2016年にフルモデルチェンジが行われて「リマスタードモデル」へと進化しました。
この新旧モデルには、下記のような機能的な違いがあります。
比較項目 | クラシックモデル(旧) | リマスタードモデル(現行) |
---|---|---|
ランバーサポート | 固定型またはオプション | 調整式「ポスチャーフィットSL」搭載 |
メッシュ素材 | 単一テンションのペリクル | 8Zペリクル(ゾーンごとに硬さが異なる) |
チルト機能 | リクライニングのみ | 前傾チルト+滑らかなチルト調整可能 |
デザイン | ややレトロ寄り | スリムで洗練された現代的設計 |
このように、リマスタードモデルのほうが快適性・機能性ともに上回っているのが実情です。
「安く買ったら旧型だった…」という後悔が多発
フリマアプリやネットショップでは、モデルの明記がなかったり、出品者自身が型番を理解していなかったりするケースもあります。
その結果
「届いてから調べてみたら、2005年製のクラシックモデルだった…」
「最新機能があると思って買ったのに、背もたれの調整ができなかった」
というようなスペック認識のズレが起きがちです。
特に、オフィスでの長時間使用を想定している方にとって、調整機能の少ないクラシックモデルは負担になることも。
中古価格が安いからといって飛びつくのではなく、「どのモデルか」をしっかり確認することが極めて重要です。



あと単純に、販売されたのが古いモデルだから、その分劣化している可能性も高いよ。
中古アーロンチェアにメリットがないわけではない


アーロンチェアの中古購入には確かにリスクもありますが、すべてが「買ってはいけない」というわけではありません。
状態や購入ルートを見極めれば、費用対効果の高い選択肢となる可能性もあります。
価格面の魅力はやはり大きい
新品のアーロンチェアは、モデルやオプションにもよりますが、定価で20万円前後が相場です。(2025年時点)
一方、中古市場ではクラシックモデルが4〜8万円前後、リマスタードモデルでも10万円前後で流通していることがあります。
これは、新品価格の約半額〜3割程度で手に入る計算になり、初期投資を抑えたい方にとっては大きな魅力です。
特に、在宅勤務やフリーランスの方など、使用頻度が限られるケースでは「新品でなくても十分」という判断も現実的です。
例として、中古オフィス家具最大手のオフィスバスターズさんを参考にみてみると販売価格はおおよそ以下のような値段帯になります。
- Bランク:4万円後半〜
- B+ランク:5万後半〜9万円後半
- Aランク:8万〜10万
- Sランク:ほぼ新品と同じ価格
※ 2025年7月時点の相場のお値段になります。
※アーロンチェアのスペックによって低いランクでも値段が高くなります。
参考:オフィスバスターズ
商品の状態以外にも、「ペリクルの状態」や「カラー」や「製造年月日」、「アームレストの有る無し」「サイズ(A.B.C)」「フル装備か否か」「旧式か最新モデル(リマスタード)か」などによって値段に大きく差が出て来る様です。
ちなみにこれらの値段プラス送料が数千円かかります。
これらのランクの詳細は以下の通り
S : 未使用かほぼ新品
A : 美品。使用感があまりなく、中古品としては状態良好
B+ : 通常の中古品、少々の使用感はありますが良品の部類
B : 通常の中古品。使用感はありますが、状態は悪くない商品
オフィスバスターズより引用
Cは訳あり品なので論外だとして、アーロンチェアの性能や機能を実感するのであればBランク以上の状態で購入したいところです。
整備済み・保証付きの中古も一部存在する
近年では、中古アーロンチェアを再整備・クリーニングして販売する専門業者も増えてきています。
そうしたリユース業者では、以下のような対応が行われています。
- メッシュの張り具合やリクライニング動作の調整
- ガスシリンダーやキャスターの点検・交換
- クリーニング・除菌処理
- 独自の短期保証(例:3ヶ月〜1年)を付帯する店舗も
このような整備済み品であれば、見えないダメージのリスクを大きく抑えることができます。
「中古でもいいけど、どこで買えば安心なのかわからない…」
そんな方には、国内最大級の品揃えを誇り、高品質なリユースオフィス家具を扱う国内大手サイト
Kagg.jp(カグドットジェーピー) の利用をおすすめします。
Kagg.jpでは、下記のような特徴を持った中古アーロンチェアが多数ラインナップされています:
- ✅ 商品ページにモデル名・状態・スペック情報が明記
- ✅ プロによるクリーニング・整備済みの商品を多数掲載
- ✅ 法人・個人問わず導入実績がある信頼性の高い中古専門サイト
クラシックモデルからリマスタードモデルまで幅広く取り扱っており、在庫状況も随時更新。
状態の良い中古チェアがすぐ売り切れることも多いため、気になる方は早めのチェックをおすすめします。
「安心して中古アーロンチェアを手に入れたい」という方は、ぜひ一度のぞいてみてください!
選び方次第ではコストパフォーマンスに優れることも
中古品でも、以下のような点をしっかり見極めれば「良質な1脚」に出会える可能性は十分あります。
- 信頼できる店舗・販売業者か
- リマスタードかクラシックか明示されているか
- 整備履歴や使用年数の記載があるか
- 購入後の返品・修理対応があるか
これらの条件をクリアした個体であれば、新品よりもはるかに安い価格で、アーロンチェアならではの快適な座り心地を体験できます。
アーロンチェアが高すぎる人へ。“前傾姿勢対応”のコスパ良チェアという選択


「アーロンチェアの性能は魅力だけど、20万円はちょっと手が出ない…」
そんな方にぜひ知っておいてほしいのが、同じく前傾姿勢に対応しながら、価格をグッと抑えられる優秀なチェアの存在です。
特におすすめなのが、ハーマンミラーのセイルチェアと、国内オフィス家具メーカー・オカムラのシルフィー。
どちらもプロユースにも耐えるクオリティを持ちながら、価格はアーロンチェアの約半額〜3分の2程度で購入可能です。
セイルチェア|ハーマンミラーの機能美を手頃に体感できる1脚


セイルチェアは、アーロンチェアと同じハーマンミラー社製。
独自の「サスペンションバック構造」によって、背中全体にフィットするサポート感が得られるのが特徴です。
特にポイントなのが、アーロンチェアと同じ“前傾チルト機能”を搭載していること。
これにより、ノートPC作業や筆記作業時の“前かがみ姿勢”をしっかりサポートしてくれます。
- 背もたれの柔軟なしなりが自然な動きに追従
- アーロンより軽量でコンパクト
- 座面の素材も通気性のあるフォームパッドで蒸れにくい
- 新品価格:約11万〜14万円前後
「アーロンは高い。でも本格的な人間工学チェアが欲しい」という方にとっては、最も現実的なハーマンミラー入門モデルといえるでしょう。
シルフィー|国産ならではの快適性と調整機能のバランス


国産オフィス家具メーカー・オカムラが手がける「シルフィー」は、日本人の体格や働き方にフィットするよう設計された高機能チェアです。
最大の特長は、体型に合わせて背もたれカーブを調整できる点。
また、こちらも“前傾リクライニング機能”を標準装備しており、アーロンチェアと同じく長時間のデスクワークを想定した設計になっています。
- 柔らかすぎず、しっかり支える座面クッション
- メッシュタイプもあり通気性◎
- 国産ゆえの部品供給やアフターサービスも安心
- 新品価格:約8万〜13万円前後
機能性・快適性・コストのバランスに優れており、在宅ワークや小規模オフィスにも導入しやすい一脚です。
どちらを選ぶ?価格と機能の比較表
チェア名 | 前傾機能 | 背もたれ構造 | 価格帯(新品) | 重量感・サイズ感 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
アーロンチェア(リマスタード) | ◎あり | 8Zペリクルメッシュ | 約20万円前後 | 大きめ・重厚 | 高機能・高価格 |
セイルチェア | ◎あり | サスペンションバック | 約11〜14万円 | やや軽量・スリム | デザイン性と機能の両立 |
シルフィー(オカムラ) | ◎あり | 可変カーブバック | 約8〜13万円 | 標準的 | 国産・調整機能が豊富 |
「アーロンチェアは無理だから諦める…」ではなく、目的と予算に合った椅子を選ぶという視点が重要です。
快適なワークチェアは、仕事の集中力や体への負担に直結します。
前傾姿勢をサポートする椅子がほしい方は、セイルチェアやシルフィーという選択肢もぜひ視野に入れてみてください。





ちなみに、シルフィーの中古なら3万円から4万円程で見つけることも可能です。
多くの人にとっては、このくらいなら中古と割り切って使用できるギリギリなお値段なんじゃないでしょうか?
オカムラのシルフィーは2014年に発売されたチェア。
中古でも間違いなくオカムラのJOIFA標準使用期間内(8年)のものが手に入るので、2010年代後半に購入された中古であれば安心感が高いのもオススメの理由。
前傾対応のチェアをどうしても安く購入したい場合は中古のアーロンチェアよりも中古のシルフィーの方が圧倒的にお得でしょう。




【まとめ】アーロンチェアを中古で買う前に、見えないリスクを必ずチェックしよう


中古のアーロンチェアは確かに価格的には魅力的に映ります。
しかしその裏には、「保証なしによる修理コスト」「見えない劣化」「旧モデルとの認識違い」といった、見落としがちなデメリットが存在しています。
特に長時間デスクワークをする方や、体の負担を軽減したいと考えている方にとって、アーロンチェアの性能を最大限に活かすには「状態が確実なものを選ぶこと」が最も重要です。
「安く買ったつもりが、修理や買い替えで余計な出費がかさんだ…」
そんな事態を避けるためにも、「新品購入 or 信頼できる専門リユース業者」からの購入を検討するのが現実的な選択です。
見た目だけで判断せず、本当に価値のある“座り心地”と“長期的な安心”を手に入れたいですね!
ちなみにアーロンチェアリマスタードを購入するならネットで購入するのならアーロンチェアの庄文堂やワーカホリック(楽天市場)がオススメ。
これらの店舗に共通している事は、対応が親切でサポートがしっかりとしているので購入者の満足度が一貫して高いという事です。
この二つの店舗であれば購入後のサポートもしっかりと対応してくれるでしょう!
きっと安心してアーロンチェアを購入できるはずですよ。