日本人の体型にあった上質のオフィスチェアを作り続けている事で知られる日本が誇るオフィスチェアメーカー「オカムラ」
この記事でご紹介するのは、在宅ワークが広がる昨今、男女問わず圧倒的な支持を得ているオカムラを代表するチェアのシルフィーです。
オカムラのバロンチェアやコンテッサに座ってみたいけど値段に躊躇している人や、
特に、絵を描いたり、執筆、ノートパソコンを使ったりと前屈みの姿勢になりやすい人はこのシルフィーを是非チェックしてみてください。
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シルフィーの機能・特徴
まずは特徴に付いてまとめてみました。
商品名 | オカムラ/シルフィー |
サイズ(エクストラハイバックの場合) | 幅64.8×奥65.8×高さ114.7〜124.7×座面高さ42〜52 |
カバー材質 | ガラス繊維強化ポリアミド、アルミニウム、鋼、ポリウレタン、 ポリエステル |
受賞・認証
- グッドデザイン賞
- IAUDアウォード
- レッドドットデザイン賞
シルフィーは2014年から取り扱いが始まったオカムラの歴史的には比較的新しい人気モデル。
価格も10万以上がざらの高級オフィスチェア業界でヘッドレスト付きで90,000円以下、ヘッドレスト無しなら60,000円台でも出回っていたりと価格の面でも魅力的です。
シルフィーは前傾姿勢の作業にも最適
シルフィーはオカムラ製品としては珍しい前傾姿勢タイプとして使用する事が可能。
シルフィーを選ぶ人はこの前傾リクライニングを目当ての人が多いです。
正式名称は「シンクロリクライニング機能」で、角度は直立ポジションから前方に10度、後方に23度リクラインニングする事が可能。(4段階の固定も可)
この前傾リクライニングによって前傾姿勢の作業の際も背もたれが背中をサポートしてくれるようになるので姿勢の悪化や腰への負担を和らげてくれます。
漫画家やイラストレーター、アニメーターといった前傾姿勢が多い職業の人や執筆やノートパソコンなどのデスクワークで前傾姿勢になりやすい人にオススメ。
サブリナスタンダードも前傾リクライニングが可能なのでチェックして比較してみる事をおすすめします。
前傾姿勢タイプのオカムラ「シルフィー」と「サブリナスタンダード」を徹底比較!
バックカーブアジャスト機能
シルフィーを代表する機能が、背もたれのカーブの角度をあなた好みに変える事が出来る「バックカーブアジャスト機能」。
100名の腰回りの形状を計測した結果を基に生み出されたこの機能は背中のレバーで調整する事によって一人一人異なる体型に合わせて快適なフィット感を生み出します。
背もたれはお気に入りの背中のフィット感に近づけるため、メッシュとクッションの2タイプから選ぶ事が可能。
あなたのお気に入りの背もたれの感触で、バックカーブアジャスト機能をより効果的なものにさせてくれます。
シルフィーは背もたれのフィット感にこだわる人に是非体験してほしいチェアです!
異硬度クッション
それぞれ堅さの異なる3種類のウレタンを1体に成型したオカムラ自慢のクッションがこの異硬度クッション。
太腿は血流を圧迫しない「やわらかめ」
お尻は「硬め」でサポート感のある座面を実現。
各部位に最適のフィット感とサポートを発揮するようになっています。
後ほど「実際に試座した感想」でも語っていますが、オカムラのシルフィーで使われている異硬度クッションは本当に優秀でおすすめです。
その他の機能・操作方法
シルフィーで出来る調整機能はこれだけあります。
- 座面の高さ調節
- リクライニング固定、解除
- シンクロリクライニング
- 座面の奥行調整
- アジャストアーム
詳しい操作方法はオカムラ公式の動画で確認ください。
Sylphy 使用説明
株式会社オカムラより
実際に座ってみた感想(レビュー)
というわけで、実際にオカムラのショールームでシルフィーを体験してきましたのでその感想を解説していきたいと思います。
※写真は許可を頂いて掲載しています。
見た目
まずはシルフィーの見た目から。
フレームはアルミの光沢感があるものではなく、黒色もしくは白色の樹脂脚になっています。
特にベース客部分も樹脂になっているのが気に入りました。
この脚は表面の仕上げが工夫してあり汚れが付きにくくなっているそうです。
アルミよりカジュアルな樹脂脚の方がオフィスのイメージを薄め、いろんな環境でも馴染ませやすそうな普遍感を生み出してくれているように感じます。
どこか可愛らしくて、カジュアルでもいけるのがシルフィーの魅力の一つですね。
ちなみにアルミ脚も選べますが、個人的には樹脂脚の方が可愛らしく在宅ワークなどにも合わせやすいかと思いました。(耐久性はアルミ脚の方が上)
樹脂脚と背もたれのフレームは黒色と白色があり、黒の方がより大人っぽい雰囲気を演出してくれます。
ちなみに、オカムラのショールームへ伺った時に、背広を着た人とスタッフの方による商談のようなやり取り(おそらく法人としての購入)の現場を何度か目撃したことがあります。
その時にスタッフの方が常に真っ先に紹介していたのがこのシルフィーでした。
女性が多いオフィスなんかには合いそうですし、デスクワークにも最適、予算に限りのある人数の多い会社で大量購入する際にも他のモデルより安く購入出来る訳ですからオカムラスタッフがおすすめするのも頷けます。
座り心地
異硬度クッションはオカムラの殆どの名作で使われているものと一緒で素晴らしい弾力とフィット感。
同じ発想のクッションが違うモデルに渡って使用され続けているという事はそれだけオカムラがこの「異硬度クッション」のサポート力に自信を持っている事の現れでしょう。
異硬度クッション自体も年々進化しており、
2000年代に発売されたモデルの異硬度クッションと、シルフィー含む2010年代のモデルの異硬度クッションでは2010年代のものの方が座り心地がまた一段と良くなっています。
あと同じオカムラチェアでもモデルのコンセプトなどによって異硬度クッションの弾力にも違いがあるのもしっかりとしたこだわりを感じるポイントです。
個人的にこのシルフィーの座面は非常に好み。
座面にストレスを感じないのは、太腿とお尻が適切なサポートを受けている証拠だといえます。
オフィスチェアは男性と女性で座面の好みが別れやすく、特に女性は座面が硬すぎるとダメって人も多いかと思いますが、シルフィーは女性にも間違いなくオススメできます。
座面の奥行き調節も可能
シルフィーの座面は奥行きの調節が可能。
しっかりと座面の奥まで腰掛ける事が出来ない時点で好ましい座り方ができないわけですから奥行き調整は非常に大切な機能といえます。
特に体系の小さい方には欠かせない機能なのでしっかり搭載されているのは嬉しいですね。
押さえておきたいポイントです。
女性にもオススメな背もたれ
背もたれはシルフィーの最大の特徴である「バックカーブアジャスト機能」を搭載
背もたれ後部の左右のレバーの上げ下げすることによって背もたれのカーブを緩めたり狭めたり調節できます。
これにより自分にピッタリのフィット感を生み出す事が可能。
背もたれの幅が広すぎて体が安定しないという女性の方にもフィット感が調整できるシルフィーはオススメです。
一方でネットのシルフィーを試座した人の感想で、「背もたれのフレームが当たって痛かった」という書き込みを目にしました。
背中のカーブが狭く調節してある時に背中の大きい人が調節しないで座ったら合わない事もあるので、シルフィーに試座する際は必ずバックカーブアジャスト機能を調節しましょう。
ただ座るだけでなく調整機能を自分好みに調整して座ることも試座する上で大切。
この調節で本当に座り心地がガラッと変わり自分にピッタリのフィット感を生み出す事が出来ます。
背もたれにフィット感を求める人に是非試して欲しい機能です。
それでも万が一気になるのであれば、背もたれをメッシュからよりフレームを感じにくいクッションタイプに変えてみるのがおすすめ。
ここも背もたれがメッシュとファブリッククッションで選べるシルフィーのメリットです。
ランバーサポート
シルフィーはメッシュの背もたれに限りランバーサポートの取り付けが可能。
購入時にランバーサポート「あり」か「なし」で選ぶことができます。
ランバーサポート自体、樹脂タイプで硬めなので腰にしっかりとしたサポートが欲しい場合はオプションで付けても良いでしょう。
ただ、実際い他のレビューでも痛いと思って後から外している人もいるようです。
個人的には無しでも快適に座ることができました。
オカムラのヘッドレスト付き前傾姿勢タイプとして魅力的
さらにシルフィーはデスクワークなど前のめりの作業に向いている前傾姿勢タイプとして使えるのも嬉しいところ。
前傾姿勢対応でヘッドレスト付きのオフィスチェアって実は結構めずらしいです。
シルフィーは前傾姿勢対応でヘッドレスト付きで、尚且つ10万円以下で購入できるオフィスチェアとしても希少。
販売員の方も仰っていましたが、前傾姿勢対応+ヘッドレストの高級オフィスチェアを探している人は、この条件で最も値段的にもお買い得のシルフィーで落ち着く人が多いんだとか。
こちらが前傾姿勢リクライニング時のシルフィー。
シルフィーの前傾リクライニングはハーマンミラー製品の前傾チルトと比べるとサポート感がソフトな印象。
実際に試座させていただいた店舗の店員さんもおっしゃっていましたが、そういった点で筋肉量の少ない女性の場合シルフィーの方がオススメできるケースが多いんだとか。
その他に、オカムラで前傾姿勢タイプだとサブリナ スタンダードというチェアがあります。
サブリナは背もたれのフレームに柔軟性があり、身体の動きに合わせて湾曲して追従してくれるようになっているのが特徴。
オカムラの前傾姿勢タイプで探す場合は、このサブリナ スタンダードの性能と、シルフィーのバックカーブアジャスト機能を比較して選んでみるのが良いでしょう。
前傾姿勢タイプのオカムラ「シルフィー」と「サブリナスタンダード」を徹底比較!の記事で両チェアを比較しているので参考にしてみてください。
ただ、値段に関してはヘッドレスト付きで9万円を切っているシルフィーの方が断然安いです。
サブリナはスタンダードとスマートオペレーションの2タイプあり、サブリナ スマートオペレーションは後傾姿勢タイプなので注意してください
気になった点
不満があるとすれば、前傾姿勢対応の構造のためか後ろにリクラインニングしてもアームレストが一緒に傾かないところ。
あとはヘッドレストが固定式で調節が出来ない点でしょうか。
175cmの私は問題ありませんでしたが、身長が大き過ぎる人にはヘッドレストが合わないと言う批評を目にした事があるので、使用する人の身長によってはヘッドレストがない方がいいこともあるでしょう。
ちなみにシルフィーのヘッドレストは後付け可能。
背もたれがハイバックのシルフィーを購入していないと取り付けできませんので気をつけましょう。
詳しくはオカムラのシルフィーに別売りの専用ヘッドレストを取付けよう!条件や価格は?の記事を参考にしてみてください。
シルフィーの口コミ・評判
シルフィーの口コミ・評判をツイッターから集めてみました。
在宅ワークをする人が増えていることもあり注目を浴びているシルフィー。
はっきり言って凄い売れているようです。
オカムラのシルフィー!!!届いた、尻と腰が楽すぎ pic.twitter.com/6SqDWXjhXp
— ??ワズカ?? (@wzzc) March 17, 2021
まだ使い始めて1週間も経っていないけど、オカムラのシルフィーは非常に良い。立った時の腰が楽すぎる。個人的にはヘッドレストはなくても良かったかも。でも長く使うものだからせっかくだからと付けちゃうよね。
— うほほ (@uhouho91) March 15, 2021
自宅にオカムラのシルフィーを置いて分かった事は、とにかく快適すぎてゲームとか作業に長時間集中できて、買ってよかった、、、
— ばし (@takuittech) March 14, 2021
せつ菜の部屋にある椅子は、オカムラのシルフィーのハイバックタイプです。
同じ椅子を使っていますが、せつ菜関係なしに自信をもっておすすめできます。デスクワーク用の椅子はシルフィーを買っておけば間違いないです。 pic.twitter.com/Lt8lreXRPo— 浦の星パソコン部 (@devsifmatch) March 13, 2021
中古で買った椅子、オカムラのシルフィーなんですが、背もたれの前傾ってなんやのと思ってたんだけどすげーいい。前傾最高。反り腰だからずっとやってるとこれはこれで腰痛くなりそうだけど。
— ヤーン (@yarn3) March 4, 2021
ツイッターを覗いてみると、シルフィーの使用者の数に驚かされます。
そしてその殆どが高評価のツイートばかりでした。
良いツイートで一番目立ったのは「腰が楽」という意見。
バックカーブアジャスト機能により一人一人の腰にあったフィット感を実現できていることが裏付けられているんじゃ無いでしょうか。
シルフィーをネットで購入するなら?
シルフィーなどオカムラ製のオフィスチェアをネットで購入する際にオススメのサイトを3つご紹介します。
オカムラ公式のショッピングサイト
まず、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングにあるオカムラ公式ネットショッピングサイトがオススメ。
理由は「在庫の量」
ローバックからハイバック、ヘッドレスト付きまで一番多く在庫を取り揃えているのはオカムラ公式のネットショッピングサイトだからです。
ただ、個人的にはサイトの見やすさ、カラーの選びやすさではAmazonが一つのページで色など全てが把握出来るので一番わかりやすいように感じました。
公式なので万が一購入したチェアに初期不良があった場合はしっかりと返品・交換対応など問題にあった対応をしてくれるでしょう。
WORKAHOLIC(ワーカホリック)(楽天市場)
安心して購入できるオンラインショップとしては「WORKAHOLIC(ワーカホリック)」もオススメです。
ワーカホリックは東京日本橋にあるオフィスチェアのセレクトショップ。
店舗にはチェアコンシェルジュという専門職のスタッフがいて自分にピッタリのオフィスチェアを真摯に向き合って選んでくれる事でも有名。
勿論ネット販売での評判もとても良く、こちらも楽天市場で2000以上のレビュー件数を誇っており購入者の満足度も高いです。
電話などの対応も非常に親切で購入者の信頼も総じて厚い優良店です。
梱包材の引き取りもやってくれるようなので商品の到着後すぐに座る事が出来ますよ。
筆者もこの店舗でオフィスチェアを購入したことがありますが、購入から到着までトラブルや不満なしで行うことができました。
Kagg.jp
オンラインで新品の高級オフィスチェアが一番安く購入できると言われているのが国内最大の60万点以上のオフィス家具を取り扱うKagg.jpです。
メーカーと直接取引を行い中間コストをカットしているのが安さの秘密。
送料無料かつ最大65%オフで購入できるチェアもあるのでチェックしておく価値はアリ。
最大の魅力は最低価格保証(ベストプライス保証)。
他のサイトでKagg.jpよりも安く販売しているサイトがあった場合、対象サイトの情報を申請フォームより連絡すると最低価格での販売を保証してくれます。
さらに会員登録するだけで割引が適用。
例えば、オカムラのシルフィーの場合、会員登録を行うだけで12,000円以上割引になります。
その為、会員登録は必ず行いましょう。
また、チェアが届いた際の組み立て設置も無料。さらに不要になった椅子を無料で引き取ってもらう事も可能です。(※椅子一脚に対して一脚の引き取りになります)
新品を出来るだけ安く安心して購入したい場合はKagg.jpがオススメですよ。
まとめ
シルフィーはこんな人におすすめ!
- 勉強やデスクワークなど前のめりの姿勢で作業をする人(前傾姿勢タイプ)
- フィット感の強い背もたれを探している人
- ヘッドレスト付きのオフィスチェアを探している人
- オフィスチェアで仮眠を取りたい人
- 首が凝りやすい人(要ヘッドレスト)
- 10万円以下でヘッドレスト付きの高機能なオカムラ製オフィスチェアが欲しい人
- 会社のオフィスでの大量導入に
シルフィーはオカムラのオフィスチェアとしては比較的新しく、それでいて最新の機能を備え値段もオカムラ製オフィチェアとしては比較的安いという非常に魅力的なモデルです。
ヘッドレスト無しで値段を抑えれば、人それぞれ背中のフィット感を変えられるシルフィーならオフィスでの大量導入にも向いているでしょう。
前傾姿勢タイプでヘッドレスト付きのオフィスチェアを探している人は間違いなく候補にいれるべきオススメの一脚です。
※メッシュorクッション、フレームカラー、樹脂脚orアルミ脚などはリンク先で選べます(Amazon)
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