オカムラ シルフィーをレビュー!後悔しない買い方とサイズや色選びの注意点とは?

「オカムラのシルフィー、評判はいいけど本当に自分に合うのかな…」
「高い椅子だから、買ってから後悔したくない…」

そんな不安を抱えながら、シルフィーの購入を検討している方もいるのではないでしょうか。

オカムラ シルフィーは、国内でもトップクラスの人気オフィスチェアで、在宅ワークからオフィスまで幅広く使える万能モデルです。

一方で、ネット上には「体に合わなかった」「思ったより色が浮いた」など、意外な落とし穴について触れている口コミも見受けられます。

しかし、こうしたレビューを深掘りしていくと──

  • なぜ「合わなかった」のか?
  • どんな体型・使い方だと「後悔」につながるのか?
  • どのカラーが人気で、失敗しにくい選び方は?

といった、購入前に知っておくべきリアルな判断材料が見えてきます。

そこで、この記事では、筆者が実際に試座・検討した体験をベースに、
後悔しないためのチェックポイントや、購入者の傾向、人気カラーや購入先までを徹底解説します!

あるわな君

「買ってから後悔したくない」方に向けて、シルフィーを選ぶ前に知っておきたいすべてをお届けします。

関連:漫画家、アニメーター、イラストレーターにおすすめのオフィスチェア9選を紹介!

目次

結論|シルフィーは誰にベストか

前傾×調整を“価格を抑えて”両立したいなら、シルフィーが最有力。

動きの追従性はサブリナに劣るものの、調整のわかりやすさと総額のバランスの良さで選ばれています。

向いている人

  • 前傾姿勢での作業が多い人(タイピング・クリエイティブワークなど)
  • 細かい調整が苦手で、直感的に操作したい人
  • 10万円前後で長く使える高機能チェアを探している人

向いていない人

  • 背中の追従性(動きのしなやかさ)を最優先したい人
  • 高級感・素材の質感を最重視する人(→コンテッサやサブリナが適)

① 30秒でわかる比較表(シルフィー/サブリナ/コンテッサ)

まずは3モデルを30秒で比較してみましょう。

スクロールできます
項目シルフィーサブリナ スタンダードコンテッサ セコンダ
前傾姿勢対応ありありなし
背もたれメッシュ/クッション
選択可
メッシュのみ
(柔軟フレーム)
メッシュ
(高剛性フレーム)
操作性レバー中心レバー中心スマート
オペレーション
(肘操作)
ヘッドレストあり
(ハイバックのみ後付け可)
あり
(後付け可)
あり
(後付け可)
価格帯(目安)約7〜13万円約12〜17万円約20万円〜
一言特徴コスパ重視/調整がわかりやすい背の追従が滑らか高級・質感・操作性が突出
向いている人前傾×調整×
価格のバランスを重視
背中の“しなり”と動きを重視デザイン・質感・操作性最優先

ここから、各モデルの特徴とシルフィーの立ち位置を詳しく見ていきましょう。

結論前傾姿勢対応と価格のバランスで選ぶなら、シルフィーが最も現実的な選択肢です。
サブリナは背中の追従性やデザイン性を重視する方向け、
コンテッサは高級感と操作性を求めるハイエンド志向の方向けです。

オカムラ シルフィーは高機能チェアとして人気を集めていますが、オカムラには他にも魅力的な椅子が多数存在します。

ここでは、「前傾姿勢対応」や「価格帯」など、選びやすさに関わるポイントに焦点を絞り、代表的なモデルと比較しました。

あるわな君

比較することで、シルフィーの立ち位置がわかります。

シルフィー vs サブリナスタンダード

後ろから見たサブリナスタンダード(黄色)
サブリナスタンダード
スクロールできます
比較項目シルフィーサブリナ スタンダード
前傾姿勢対応ありあり
背もたれ素材メッシュ/クッションメッシュのみ
(背面フレーム柔軟)
背もたれ調整バックカーブアジャスト機能リングフレーム構造
(背もたれが柔軟にしなる構造)
見た目の印象丸みがあり親しみやすいスタイリッシュでスマート
ヘッドレストオプションあり
(後付け可)
オプションあり
(後付け可)
価格帯(目安)約7〜13万円前後約12〜17万円前後
シルフィーとサブリナスタンダードの機能比較

「調整機能がしっかりほしい」「やわらかく自然な座り心地が好み」という方にはシルフィー、
「スマートなデザイン」「柔軟性のある背もたれ」を重視する方にはサブリナスタンダードが向いています。

両モデルとも前傾姿勢に対応していますが、より身体に沿って動く感覚を求めるならサブリナ、機能の分かりやすさ・コスパ重視ならシルフィーが選ばれる傾向です。

参考

シルフィー vs コンテッサセコンダ

オカムラコンテッサセコンダ
コンテッサ セコンダ
スクロールできます
比較項目シルフィーコンテッサセコンダ
前傾姿勢対応ありなし
操作性手動操作
(レバー調整)
スマートオペレーション
(肘パッドで操作可能)
高級感・質感樹脂脚もありカジュアル寄りアルミ素材・高級路線
見た目の印象丸みがあり親しみやすいスタイリッシュ/重厚感あり
ヘッドレストオプションあり
(後付け可)
オプションあり
(後付け可)
価格帯(目安)約7〜13万円前後約20万円以上
シルフィーとコンテッサセコンダの機能比較

ハイエンドチェアとして名高いコンテッサセコンダは操作性やデザイン性に優れていますが、その分価格も高め。

一方シルフィーは、オフィスチェアとして必要十分な機能をバランスよく備えつつ、価格を抑えた選択肢として魅力的です。

シルフィーの立ち位置

高機能+調整性+前傾対応+選べる素材・色展開+安くて10万円以下で収まる価格帯

このバランス感が、シルフィー最大の魅力です。

コンテッサやサブリナなどのハイエンドモデルと比べると、操作の直感性や素材の質感に違いはありますが、シルフィーは必要十分な機能をバランスよく備えながら、価格を抑えたモデルとして非常に完成度の高い椅子です。

「高機能チェアのエントリーモデル」として、コストと使いやすさのバランスを求める方に適しています。

また、在宅・法人利用問わず「大人数向けに導入しやすいモデル」としても選ばれる理由がここにあります。

オカムラ シルフィーの口コミ・評判まとめ

オカムラシルフィーの座面(オレンジ)

結論シルフィーの口コミは全体的に高評価です。
「長時間でも疲れにくい」「前傾姿勢で作業しやすい」といった声が多く、
快適性とコスパの良さが支持されています。
一方で「ヘッドレストが合わない」「メッシュが硬め」と感じる人もおり、
体格や好みによって印象が分かれるようです。

オカムラ シルフィーは、国内トップクラスの人気を誇るオフィスチェアとして多くのユーザーから高評価を集めています。

一方で、体格や使い方によっては「合わなかった」「期待と違った」といった声も見られます。

ここでは、実際のAmazonレビュー(2024年〜2025年)を参考に、ポジティブ/ネガティブ両方の口コミ傾向をまとめて紹介します。

※レビュー内容はAmazon.co.jpの製品ページより複数参照し、2025年7月時点での主な傾向を要約しています。

ポジティブな口コミ|快適性・調整性・インテリア性で高評価

長時間座っても疲れにくい
「在宅勤務で10時間以上使用していますが、腰の負担が明らかに減りました。クッションが絶妙で、沈み込みすぎずサポート感があります。」

背もたれのフィット感が抜群
「背もたれの調整機能で背中全体が包まれるような座り心地。他の椅子とは一線を画すフィット感です。」

デザインが在宅空間に馴染む
「ホワイト脚×グレーを選びましたが、部屋に圧迫感がなく、女性の部屋にもよく合います。」

前傾姿勢で作業しやすい
「前傾チルト機能のおかげで、タイピングが快適。ノートPC作業が格段に楽になりました。」

コストパフォーマンスが高い
「このクオリティで10万円以下は正直驚き。高機能チェアの中ではかなりコスパがいい部類だと思います。」

ネガティブな口コミ|体格・使い方によるミスマッチに注意

ヘッドレストが合わない場合がある
「175cmの自分にはヘッドレストの位置が微妙にズレて首を支えてくれませんでした。しかも調整ができないのが難点。」

あるわな君

私は175cmでちょうど問題なかったので、座高の高さによっても使用感に違いが出てきそうです。

背もたれの硬さや当たりが気になる
「背もたれのメッシュが思ったより硬く感じた。体型によってはフィットしづらいのかもしれません。」

色味が想像と違うケースも
「ライトグレーを選びましたが、実物はやや白っぽく、部屋の色と合わなかった。写真だけで判断するのは危ないと感じました。」


口コミの傾向まとめ

観点内容
高評価の傾向クッションの快適性、前傾対応、
背もたれ調整、インテリア性の高さ
低評価の傾向体格と調整機能の相性による違和感/
ヘッドレストや色の印象にズレがある
総評自分の体型・使い方に合えば、価格以上の満足度が得られる

シルフィーは「買ってすぐ快適に使える」椅子ではなく、調整してフィットさせていく前提の設計です。

あるわな君

しっかり試座・設定をすれば、多くの人にとって非常に満足度の高いチェアとなるでしょう。

実際の価格帯も、10万円前後でこの快適さが得られる点を評価する人が多い印象です。

では次に、シルフィーの価格とオプション構成を詳しく見ていきましょう。

価格とオプション総額|“10万円超え”のラインを把握

結論:本体は7〜10万円台。ヘッドレスト・アルミ脚・ランバーを足すと10万円超になりやすい。
先に必要オプションを決めて合計を試算すると後悔を防げます。

構成別の目安(例)

スクロールできます
プラン想定構成目安総額
7万円台プラン樹脂脚/ローバック/クッション背/アーム有¥70,000台
10万円前後プラン樹脂脚/ハイバック/メッシュ背/ヘッドレスト無/アーム有¥90,000〜¥110,000
13万円前後プランアルミ脚/ハイバック+ヘッドレスト/メッシュ背/ランバー有/アーム有¥120,000〜¥140,000

※オプション価格は販売店や仕様によって異なります。
例として、ヘッドレストやアルミ脚を追加すると1〜数万円程度高くなる傾向があります。
詳細は販売ページ(Kagg.jpなど)で最新価格を確認しましょう。

ワンポイント「ヘッドレストを使う予定=ハイバック必須」。ローバックは後付け不可。

シルフィーで後悔する人の傾向と理由

正面から見たオカムラシルフィー(青)

結論シルフィーを購入して後悔する人は固定ヘッドレストの相性/調整不足/色のミスマッチが主因。
試座は「座面奥行→背カーブ→前傾」の順で合わせるとハズしにくいです。

シルフィーは確かに完成度の高いオフィスチェアですが、すべての人にとって“最高の一脚”とは限りません。

実際、私がショールームで試した際にも「これは好みが分かれるな」と感じた部分がいくつかありました。

ここでは、ネット上のレビューや体験者の声をもとに、「後悔した人の傾向」と「その理由」について、私自身の体験とあわせて整理してみました。

「合わない」と感じる原因は?

後ろから見たオカムラシルフィーの背もたれ(黒)

シルフィーのレビューや口コミを見ていると、「思ったより合わなかった」「なんとなく座り心地に違和感がある」といった声が一定数見受けられます。

この「合わない」と感じる原因には、大きく分けて2つのパターンがあります。

体格によるフィット感の違い

まず1つ目は、ユーザーの体型と椅子の構造が合っていないケースです。

  • 小柄な方:座面が深すぎて太もも裏が圧迫されやすい
  • 高身長の方:ヘッドレストが首に当たらずサポートにならない
  • 肩幅の広い方:背もたれのフレームが背中に当たって違和感がある

このように、体格によってはフィット感が得られにくく、長時間の着座で疲れや違和感を感じやすくなります。

シルフィーは「調整機能が豊富」なぶん、“調整しないまま”使うと、このズレがより顕著に出やすいのです。

調整不足によるミスマッチ

オカムラシルフィーの背もたれの調節レバー

2つ目は、椅子の調整を十分に行わないまま使用し、「合わない」と感じてしまうパターンです。

実際に店舗で試座している方を観察していると…

  • 座面奥行きを調整しないまま「深すぎる」と判断してしまう
  • バックカーブアジャストを使わず「背中が当たって痛い」と感じる
  • 前傾チルト機能を使わず「前のめり姿勢がつらい」と誤解する

といったケースが見られます。

シルフィーは調整幅が広く、設定次第で「まるで別の椅子かのように感じる」ほど座り心地が変わります。

つまり、“調整しないままの感覚”で評価するのは非常にもったいないのです。

アドバイス
購入前・試座時には「全機能を実際に操作し、自分の体に合わせて調整したうえで判断する」ことをおすすめします。特に背もたれのカーブ調整(バックカーブアジャスト)は、最初に違和感があっても、調整することで一気にフィット感が高まることがあります。

このように、「合わない」と感じる背景には、体型の物理的相性と、操作・調整の不足という2つの原因があることを押さえておくと、後悔のリスクを大幅に減らせますよ。

価格とオプションのギャップに戸惑う人も

シルフィーはベースモデルであれば比較的手の届きやすい価格帯(約7〜10万円)ですが、ヘッドレスト・ランバーサポート・アルミ脚などを追加すると10万円以上になる場合もあります。

また、購入後に「ヘッドレストが欲しかったけど取り付けられない」と気づいて後悔した、という声も…。

シルフィーのヘッドレストは別売りですが、後付けが可能なのは「ハイバック仕様」のみ。

ローバックを選ぶと取り付けできないため、「あとから付けようと思っていたのに付けられなかった」と後悔する人もいます。

購入前に仕様とオプションの対応条件をよく確認することが重要です。

後付けのヘッドレストについて、詳しくはオカムラのシルフィーに別売りの専用ヘッドレストを取付けよう!条件や価格は?の記事を参考にしてみてください。

購入前のチェックポイント

  • 必要なオプションは事前に確認
  • 導入コストとトータル価格を事前に計算しておく

アームレストとヘッドレストの仕様に注意|使用感で後悔することも

シルフィーは全体的な完成度は高いものの、実際に使用してみて気になる仕様上のクセもあります。

特にアームレストとヘッドレストについては、事前に知っておかないと「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまう可能性も。

アームレストがリクライニングと連動しない

横から見たオカムラシルフィーの前傾リクライニング

リクライニング時、背もたれが後方に倒れるのに対し、アームレストの角度や位置は固定されたままで背もたれと連動しません。

そのため後傾姿勢をとったときに、肘が少し浮くような不安定さを感じる場面があります。

私はあまり気にならなかったものの、「リラックス時にも腕を預けたい」人にとっては不満点になるかもしれません。

長時間座る人、リクライニング重視の方は要注意です。

ヘッドレストが固定式のタイプがある

後ろから見たシルフィーのヘッドレスト

シルフィーのヘッドレストは高さや角度の調整ができない固定式のタイプがあります。

そのため、固定式ヘッドレストを選ぶと、体格によっては位置が合わず、首が押されるような感覚やサポート不足を感じるケースもあるようです。

私自身(175cm)では問題なかったのですが、180cm以上の高身長ユーザーのレビューでは「首にうまくフィットしなかった」というレビューも見られました。

逆に、小柄な方だと首の後ろにフィットせず頭が浮くこともあるようです。

2025年からは高さや角度を調整できる「可動式ヘッドレスト」モデルも登場しました!

こちらは体格差に柔軟に対応できるため、首のフィット感に不安がある方は、可動式モデルもあわせてチェックしてみるのがおすすめです。

後悔を避けるために押さえておくべきチェックポイント一覧

カテゴリ後悔の原因回避するためのポイント
体格との相性小柄な人は座面が深すぎる/
高身長だとヘッドレストが合わない
座面奥行きやヘッドレスト位置を
試座時に確認・調整する
調整不足背もたれのカーブや座面位置を調整しないまま使用し、「合わない」と感じてしまう機能の操作方法を理解し、
調整した上で判断する
アームレストの仕様リクライニング時にアームレストが連動せず、不安定さを感じるリラックス姿勢重視の場合は他モデルとの比較検討も視野に入れる
ヘッドレストの仕様調整幅が狭く、体格によっては首に合わない/固定式に近い設計試座時にフィット感を確認/
無理に付けない選択肢も検討する/
2025年からは可動式ヘッドレストも
選べるようになりました
ヘッドレストの後付け制限ローバックモデルでは後付けできず、
購入後に気づいて後悔
ヘッドレストを使う予定があるなら
ハイバック仕様を選ぶ
価格とオプションオプションを追加すると想定より高くなり、
コスパに疑問を感じる
事前に構成を確認し、
必要な機能だけを選択する

シルフィーで後悔しないためには「自分に合った仕様選び」「信頼できる購入先選び」の両方が大切です。

とにかくコスパよく安心して購入したいなら、価格・サービス・保証のバランスが優れたKagg.jp(カグドットジェイピー)が最もおすすめです。

オカムラ シルフィーの実体験レビュー

オカムラのシルフィー(ブラック)

結論:座面は当たりがやさしく、前傾は“優しく導く”タイプ。
調整のステップを踏むと、初見の違和感が消えます。

私自身、オカムラのショールームでシルフィーをじっくり試座してきました。

そのリアルな体験をもとに、外観の印象から座り心地、調整機能、気になった点まで正直にレビューしていきます。

※写真は許可を頂いて掲載しています。 

デザインと素材感|「樹脂脚」が生み出す優しい印象

白い樹脂脚のオカムラシルフィー(オレンジ)

まず、見た目で感じたのは「柔らかく親しみやすい印象」。

シルフィーの脚部にはアルミではなく黒または白の樹脂脚が採用されていて、この素材感が絶妙にカジュアルな雰囲気を生んでいます。

オカムラシルフィーの樹脂脚(白)

光沢感を抑えたマットな表面仕上げのおかげで、汚れが付きにくいという実用面も嬉しいポイントです。

あるわな君

どこか可愛らしくて、カジュアルでもいけるのがシルフィーの魅力の一つですね。


アルミ脚も選択できますが、私は「自宅のワークスペースに自然に馴染む」樹脂脚の方が見た目も好みでした。(耐久性はアルミ脚の方が上)

女性が多い職場やナチュラルテイストのインテリアにも相性が良く、無機質な“いかにもオフィス”感が抑えられているのが印象的です。

ちなみに背もたれと脚のフレームにはどちらも黒と白のカラーバリエーションがあります。

白は柔らかく明るい印象、黒は引き締まった大人っぽさがあり、インテリアの系統に合わせて選べます。

ポイントまとめ

  • 脚部は汚れに強いマット樹脂素材
  • 自宅にもマッチするカジュアルなデザイン
  • 白・黒のカラーバリエーションでコーデしやすい

ちなみに、オカムラのショールームへ伺った時に、背広を着た人とスタッフの方による商談のやり取りの現場を目撃したことがあります。(おそらく法人としての購入)

その時にスタッフの方が真っ先に紹介していたのがこのシルフィーでした。

女性が多いオフィスにも合いそうですし、デスクワークにも最適、予算に限りのある人数の多い会社で大量購入する際にも他のモデルより安いですからスタッフが最初におすすめするのも頷けます。

座面の快適性|異硬度クッションがしっかり体を支える座り心地

オカムラシルフィーのクッション(黒)
シルフィーの座面

オカムラ シルフィーの座面には、「異硬度クッション」と呼ばれる独自の構造が採用されています。

これは、部位ごとに硬さを変えることで太ももとお尻への圧力を分散させる仕組みで、長時間座っても疲れにくい設計です。

このクッション構造はオカムラの他モデルにも幅広く使われており、2000年代から現在に至るまで改良が重ねられてきました。2010年代以降のモデルでは、より滑らかで自然な沈み込みが実現されており、体にフィットしやすい感覚が強まっています。

さらに、モデルごとに弾力にも差があるため、好みに応じて選べるのもポイントです。

たとえば、サブリナやコンテッサと比べても、シルフィーはややソフトな印象。

実際、私自身も太ももやお尻への圧迫感がほとんどなく、長時間でもストレスを感じませんでした。

男性と女性で座面の硬さの好みが分かれることがありますが、硬めのチェアが苦手な女性にもフィットしやすい柔らかさだと感じました。

座面の奥行き調節も可能

オカムラ シルフィーのもう一つの優れた特徴が、座面の奥行きを前後にスライドして調整できる機能です。

オカムラシルフィーの座面の奥行き(横向き)

座面奥行きの調整は、「しっかり腰まで深く座れるか」「太もも裏が圧迫されないか」といった快適な座り姿勢を維持するために非常に重要なポイントです。

この調整ができないと、どんなに座面のクッションが優れていても、姿勢が崩れて疲れやすくなってしまいます。

私自身、座面が浅めだと太ももに若干の違和感がありましたが、奥行きを調整すると腰から太ももまでが自然にフィットし姿勢も安定して座ることができました。

特に体格が小柄な方や女性は、座面が深すぎると足が床につきにくくなったり、太ももの裏が圧迫されたりして疲労につながる場合もあります。

奥行き調整機能が搭載されていることで、そういった不安が一気に解消されるのは嬉しいポイントです。

補足
シルフィーの座面奥行きは、座面の左下レバーで簡単に前後5段階ほど調整可能。複数人で共有するワークスペースでも柔軟に対応できます。

このような細やかなフィッティング機能は、一人ひとりの体に合わせた最適なポジションを取るための必須機能。

座面クッションの質と合わせて、シルフィーの「快適な長時間作業」を支える大きな要素の一つですね。


背もたれの調整機能|「バックカーブアジャスト」で誰でもフィット

シルフィーの最大の特徴といえば、背もたれのカーブを調節できる「バックカーブアジャスト機能」です。

オカムラシルフィーのバックカーブアジャスト機能のレバー

左右のレバーを上下することで背もたれのカーブ幅を変えることができ、自分の背中にぴったり合わせることができます。

特に背中が華奢な女性や、一般的な椅子で「背中が浮いてしまう」と感じている方には、この機能が大きな助けになります。

ただ、他のサイトのレビューの中には「背もたれのフレームが当たって痛い」との声もありました。

これは、カーブをきちんと調整していないまま座ることで起きる可能性があります。

試座する際は必ずこの機能を調整してから座ってみることをおすすめします。

メッシュ or クッション?
シルフィーの背もたれはメッシュタイプとファブリック(クッション)タイプが選べます。フレーム感が気になる方は、より厚みのあるクッションタイプの方が違和感が少ないかもしれません。

ここも背もたれが「メッシュ」と「ファブリック」で選べるシルフィーのメリットです。


前傾姿勢+ヘッドレスト対応|希少な組み合わせが魅力

シルフィーは、前のめりの作業に適した前傾リクライニング機能を搭載しながら、ヘッドレスト付きにも対応している貴重なオフィスチェアです。

この仕様は意外と珍しく、前傾姿勢で集中したいときに体をしっかり支えつつリラックス時には頭を預けられるという、二刀流の使い方ができる点が魅力。

前傾リクライニングしたシルフィー(黒)
前傾リクライニングしたシルフィー

実際に前傾リクライニングも体験してみましたが、サポート感はハーマンミラーの前傾チルトよりもややソフトで、優しく前方に重心を導いてくれる感覚がありました。

販売スタッフさんいわく、筋肉量の少ない方や女性ユーザーにはシルフィーの前傾姿勢の“穏やかさ”が好まれるケースが多いとのこと。

また、同じオカムラの前傾姿勢対応モデルで比較されるのが「サブリナ スタンダード」。

こちらは背もたれのフレームに柔軟性があり、体の動きに応じて自然に追従するのが特徴。

後ろから見たオカムラのサブリナスタンダード(青)

シルフィーと同様にヘッドレストを装着することも可能です。

よりダイナミックな動きを求める方にはサブリナも魅力的ですが、シルフィーの方が価格を抑えつつ、調整機能や快適性も備えている点でコストパフォーマンスに優れます。

注意:
サブリナには「スタンダード」と「スマートオペレーション」の2タイプがあり、後者は後傾姿勢タイプなので、前傾重視で選ぶ場合は「スタンダード」を選ぶ必要があります。

前傾姿勢タイプのオカムラ「シルフィー」と「サブリナスタンダード」を徹底比較!の記事で両チェアを比較しているので参考にしてみてください。

実際に使って感じたヘッドレストの使用感

オカムラシルフィーのヘッドレスト

私自身(身長175cm)が試座したときは、ヘッドレストの位置も自然で、首を無理なく支えられるちょうど良い感覚でした。

ただし、ヘッドレストは固定式のため、高身長の方や小柄な方、座高の高さによってはフィット感に差が出るかもしれません。

ヘッドレストの高さや角度が合わないと、かえって首が押されるような違和感が出ることもあるので、特に長時間使用を想定している方は、試座時にしっかりチェックしておくことをおすすめします。

なお、2025年からは高さや角度を調整できる「可動式ヘッドレスト」モデルも登場しています。

こちらは体格差に柔軟に対応できるため、首のフィット感に不安がある方は、可動式モデルもあわせてチェックしてみると良いでしょう。

シルフィーのヘッドレストについては下記の記事でさらに詳しく解説していますので参考にしてみてください。

ランバーサポートの注意点

オカムラシルフィーのランバーサポート

シルフィーはメッシュタイプに限りランバーサポート(腰当て)のオプションが選べます。

硬めの樹脂製なので、しっかりと腰を支えてくれますが、人によっては「腰に当たって違和感がある」と感じることもあるようです。

私の場合はランバーサポートなしでも快適に座れましたが、「腰が沈み込みすぎてしまう」などの悩みがある方は付けておいても損はないでしょう。

オカムラ シルフィーの人気カラーと選び方

シルフィーの張地カラーの一覧
シルフィーの張地カラーの一覧:オカムラ公式より引用

ホワイト脚×ライトグレー/ベージュが鉄板。 ビビッドは空間で浮きやすいので部屋基準で選定を。

オカムラ シルフィーは、カスタマイズ性の高さも魅力のひとつ。

とくにカラー展開の豊富さは、他のオフィスチェアと比較しても群を抜いています。

ですがその一方で、「実物の色味が思っていたのと違った」「部屋の雰囲気と合わなかった」といった声もあるため、デザイン性だけで選ばず、インテリアとの相性まで意識することが後悔を防ぐカギになります。

定番人気は「ホワイト脚×ライトグレー or ベージュ系」

シルフィー(ベージュ)
ベージュの張地

シルフィーで人気の組み合わせは、ホワイトフレームにライト系の座面カラー(ライトグレー、ベージュなど)。

この組み合わせは以下のような理由から特に選ばれています。

  • 見た目が軽やかで部屋に圧迫感を与えない
  • 木目調のデスクやナチュラル系インテリアと相性が良い
  • 無機質にならず、在宅ワークの空間にもなじみやすい

特に在宅ワーカーや女性ユーザーからの支持が高いカラー構成です。

色で後悔しないためのポイント

一方で、オレンジやライムグリーンなどの発色が強いビビッドカラーは、インテリアとの相性次第で「浮いて見える」可能性があります。

そのため、色で後悔しないためには以下のような点に気をつけましょう。

色選びで意識したいポイント

  • 家具・床・壁との色調の調和を意識する
  • なるべく明るさ(トーン)の差が強すぎない色を選ぶ
  • 部屋のテイスト(モノトーン/北欧風/ナチュラルなど)に合わせて選択する
  • SNSのレビュー画像やショールームなどで実物の色味を確認するのがベスト

座面カラーとフレーム色の組み合わせに注意

シルフィーは、座面・背もたれの色だけでなく、フレーム色(ブラック or ホワイト)も選べます。

たとえば

  • ホワイト脚 × 明るい座面 → 部屋になじみやすく軽やか
  • ブラック脚 × ビビッド座面 → 重厚感が出て存在感が強まる
  • ブラック脚 × グレー系座面 → シックな雰囲気でモノトーン部屋にマッチ

配色次第で印象が大きく変わるので、構成をトータルで見て判断することが大切。

「明るくて可愛い色」ほど、空間に与える印象が強くなります。
単体で選ぶのではなく、“部屋の一部としてのデザイン”を意識することで、納得のいく色選びができます。

シルフィーの基本スペックまとめ

上から見たシルフィー(ライムグリーン)

結論:前傾対応/座面奥行調整/選べる背素材が核。推奨身長や対応オプションを一望できるように表で提示。

ここでは、シルフィーの基本仕様を整理。

どのような使い方やユーザーに向いているかを分かりやすくまとめました。

あるわな君

購入を検討する際の「前提情報」としてご活用ください。

シルフィー基本仕様一覧(2025年時点の販売モデル基準)

項目内容
製品名オカムラ シルフィー
(Sylphy)
メーカー株式会社オカムラ
(旧:岡村製作所)
サイズ展開ローバック/ハイバック
(※ヘッドレスト付きはハイバックのみ)
座面素材異硬度クッション(ファブリック張り)
背もたれ素材メッシュ or クッション(ファブリック)
脚部仕様樹脂脚 or アルミ脚
(カラー:ブラック/ホワイト)
リクライニングシンクロリクライニング
(前傾対応あり)
可動部座面高さ・奥行き調整/
背もたれ角度調整/
アームレスト調整(上下・前後・角度)
ヘッドレストオプション
(ハイバックモデルのみ後付け可)
ランバーサポートメッシュ背もたれモデルのみ取付可能
(オプション)
価格帯約7万円〜13万円前後
(仕様・オプションによって変動)
カラーバリエーションメッシュ:11色
クッション(プレーン):11色
クッション(インターロック):2色
シルフィー基本仕様一覧

※本記事の製品情報・スペックは、オカムラ株式会社の公式製品ページ「Sylphy(シルフィー)」に基づいて構成しています。
詳細な仕様や最新の情報については、オカムラ公式サイトもあわせてご確認ください。

シルフィーはこんな人におすすめ

  • カスタマイズ性が高い椅子を自分仕様にしたい方
  • 前傾姿勢での作業が多く、長時間デスクに向かうことが多い方
  • 見た目の圧迫感が少ないオフィスチェアを探している方
  • オフィス・在宅問わず、コストと機能のバランスを重視するユーザー

仕様や機能が自分に合いそうなら、お得に購入できるKagg.jpをチェックしておくのがおすすめです。

会員登録だけで1万円以上割引になることもあるので、価格面でもかなり魅力的な購入先ですよ。

まとめ|シルフィーで後悔しないために

後ろから見たシルフィーの白いフレーム

オカムラ シルフィーは、機能性・快適性・デザイン性のバランスが取れた優れたオフィスチェアです。

ただし「体格に合わない」「調整せずに使って違和感があった」「思った色と違った」といった声もあるように、選び方や使い方を間違えると後悔につながる可能性もあります。

そこで、シルフィーを検討する際に押さえておきたいポイントを以下にまとめました。

あるわな君

購入前の最終チェックリストとしてご活用ください。

シルフィー購入前のチェックポイント一覧

スクロールできます
チェック項目内容
調整機能を試せるか特に「バックカーブアジャスト」や「座面奥行き」は
体型に合うかどうか大きく影響
体格との相性背が高い・低い、体重が軽い/重いなどで、
座面やヘッドレストのフィット感に違いが出る
カラーは部屋に合うか明るいカラーは可愛く見える反面、
インテリアと調和するか要確認
(特にビビッドカラーは慎重に)
ヘッドレストの仕様を理解しているかハイバックモデルのみ後付け可能
必要なら仕様をしっかりチェック
価格とオプションのバランス機能性は十分だが、オプション追加
で価格差が出る点に注意
あるわな君

スペックや機能を総合すると、シルフィーは“バランス型”の一脚。
価格を抑えつつ、長時間作業を快適にしたい方に最も向いています。

以下では、実際に購入する際のおすすめルートも紹介します。

シルフィーをネットで購入するなら?購入先の選び方まとめ

結論:価格重視ならKagg、在庫や正規安心なら公式、接客重視なら専門店。 自分の優先軸で選べばOKです。

オカムラ シルフィーは大手ECサイトを中心に複数の販売ルートがありますが、購入先によって価格・サポート・在庫の選びやすさが大きく異なります。

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kagg.jpより引用

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あるわな君

価格重視・設置付きで安心して買いたい人には最有力の選択肢です。

他にもこんな購入先があります

ショップ名特徴リンク
オカムラ公式ストア
(Amazon/楽天/Yahoo!)
正規販売で安心、
在庫豊富で色や仕様が選びやすい
オカムラAmazon販売ページはこちら
オカムラ公式 楽天市場販売ページはこちら
オカムラ公式 Yahoo!ショッピング販売ページはこちら
WORKAHOLIC
(楽天市場)
チェア専門のセレクトショップ、
丁寧なサポートで安心感が高い
WORKAHOLIC楽天市場はこちら

購入時に気をつけたいポイント

  • カラー・脚タイプ・背の仕様(ローバック/ハイバック)の確認
  • ヘッドレストの有無(※ハイバックモデルのみ対応)
  • 保証・返品対応やアフターサポート体制
  • 開梱・引き取り対応の有無(とくに一人暮らしの方は要確認)

自分にとってベストな購入先を選ぶことは、快適なチェアライフの第一歩。

特に「価格」「設置対応」「保証の安心感」など、重視するポイントに合わせて選びましょう

※メッシュorクッション、フレームカラー、樹脂脚orアルミ脚などはリンク先で選べます(Amazon)


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