リモートワークの普及により自宅でもオフィスチェア(ワークチェア)を使用する人が増えています。
そんな中、指示を集めているのが日本のオフィス家具ブランドの老舗であるITOKI(イトーキ)。
高いものだと数十万円を超えてしまうオフィスチェアですが、コスパに優れたイトーキのサリダシリーズは1万円台から購入可能。
ラインナップが豊富で予算をできるだけ抑えたい人に打ってつけの商品となっています。
そんなわけで、この記事ではサリダシリーズの中でも最もコスパに優れたSALIDA(サリダ)YL2をピックアップ。
コンパクトで可愛らしい見た目から男女問わず支持を得ているチェアです。
同じくロータイプのYL3やYL5と比較しながら実際に体験してみた感想を元にレビューしていきたいと思います。
サリダチェアYL2を体験レビュー
そんなわけで実際にサリダYL2をはじめとするサリダシリーズを体験してまいりました。
イトーキのサリダシリーズはオンライン限定販売のため一般的な店舗では販売されていません。
そのため実際にサリダシリーズを体験したい場合はイトーキのショールームを予約で押さえてから伺う必要があります。
イトーキの東京ショールームではサリダYL2だけでなく全てのサリダシリーズに座ることが可能。
ちなみに筆者が調べて伺った頃にはサリダシリーズを体験できるのは東京ショールームだけでした。
そのためサリダシリーズを座ってみたい場合は事前にショールームへ取り扱っているかをチェックしてから行くようにしましょう。
参考:オフィスチェアの試座に行こう。取扱い店舗や選び方をご紹介!
サリダYL2の外観
こちらがサリダYL2です。
YL2はサリダシリーズで最もコンパクトなモデルに当たります。
YL2〜YL5まではローバック、YL6はハイバック、YL7〜YL9はヘッドレスト付きのハイバックのサリダでそれぞれ仕様もデザインも異なります。
サリダYL7・YL8・YL9についてはイトーキサリダYL7・YL8・YL9を比較レビュー!3万円台で購入できるオススメチェアの記事を参考にしてみてください。
YL2の正面。写真の肘掛は一番高い状態なので背もたれはかなりのローバックであることがわかります。
後ろから見ると樹脂感が強め。
体験してきたYL2のシートは派手なカラーですが、現在オンラインで販売されているサリダYL2は在宅ワークでも使用することを意識してかシートはより女性好みな淡いカラーリングを採用しています。
樹脂の部分もブラックだと事務椅子的な感じがしますが、ホワイトだとキャスターまで白色なのでより可愛らしい印象。
在宅ワークで使用するなら部屋にも馴染ませやすそうなホワイトカラーの方が断然オススメです。
YL2の座り心地
印象的だったのは肉厚で丸みのある背もたれ。
背もたれはローバックなのですが背もたれが肉厚で体に沿ってアーチ状になっているのでしっかり吸い付くように体を支えてくれます。
座面クッションはどちらかというと固めな作り。
型崩れしにくい肉厚のモールドウレタンを使っているので安定感のある座り心地です。
やはり、日本を代表するオフィス家具メーカーなだけあって外国製の同価格帯のチェアに座った時に感じるような頼りなさを感じないのはさすが。
肘掛(アームレスト)は固定式と上下昇降の出来る可動式の2タイプから選択可能。
元々ホワイトカラーの肘掛は取り扱っていなかったのですが、ホワイトフレームの人気もあり要望が多かったためか2021年からはホワイトカラーの可動肘も別売りで購入できるようになりました。
YL2はやはり場所を取らないシンプルでコンパクトなチェアといった印象。
ローバックなので、そこまで長時間の作業を行わず必要最低限の機能で十分という人なら満足して使えるでしょう。
見た目的にも在宅で使うのであればホワイトフレームが圧倒的にオススメです。
サリダYL3・YL5との比較
サリダシリーズのローバックのチェアには他にもサリダYL3やYL5といったモデルもラインナップされています。
どこがどう違うのか迷っている人もいるかと思いますので座ってみた感想を軽く紹介します。
サリダYL3
サリダYL3はサイズ的にはYL2とほぼ一緒です。
YL2では背もたれがクッションでしたがYL3では通気性に優れたメッシュを採用。
座り心地の印象としては座面はYL2同様に固め。
ただYL2と比べてリクライニングの抵抗感が低い印象です。
YL2の方が背もたれが肉厚だったこともあってか背もたれのフィット感はYL3の方が薄く感じました。
後ろから。
個人的に背面のフレームデザインはYL2の方が好みでした。
サリダYL5
YL5もYL3と同じくメッシュの背もたれを採用。
ハイバックとまではいかないもののYL2やYL3と比べると若干高めの背もたれになっています。
YL5はランバーサポートがついているのが特徴的。
その所為もあって、YL5は腰部のサポートを強く感じました。
写真では肘掛がついていませんがYL5も可動肘の取り付けが可能です。
やっぱりフレーム部分がシンプルな方がオフィスチェア感が薄れることもあり3つ並んでいるのを見るとYL2がデザイン的には最も洗練されていて自宅で馴染ませやすそうだと感じました。
購入するならどこがオススメ?
レビューのところでも述べましたが、イトーキのサリダシリーズはオンライン限定販売のため実店舗では販売されていません。
そのためサリダチェアはオンラインを利用して購入する必要があります。
この記事でご紹介したサリダYL2・YL3・YL5はAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった有名なオンラインモールでも購入可能。
自分にとって使いやすかったりポイントを貯めていたりなど、よく利用している店舗を利用すると良いでしょう。
楽天市場では3色あるホワイトフレームのYL2がAmazonだと2色しかなかったりと、店舗によって扱っていない色があったりするのでしっかり選びたい場合は一通りチェックしてから決めるのがオススメです。
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