イトーキ サリダ YL2は「おしゃれでコンパクト、でも座り心地にも妥協したくない人」におすすめのオフィスチェアです。
軽やかなデザインと省スペース設計ながら、在宅ワークにも十分対応できる安定した座り心地を備えています。
小さめのサイズ感で圧迫感がなく、ワンルームや勉強部屋など限られたスペースにも置きやすい点が魅力です。
一方で、サリダチェアYL2は、同じサリダシリーズのYL3やYL5と見た目が似ているため、
「どれを選べばいいの?」と迷う人も少なくありません。
しかし、実際には背もたれの構造やリクライニング機能、座面の厚みなどに明確な違いがあり、用途や好みに合わせて選ぶことで快適性は大きく変わります。
そこで、この記事では、イトーキ サリダ YL2の実際の使用感レビューを中心に、YL3・YL5との違いや選び方のポイント、さらに購入前に注意したい点まで詳しく解説します。
この記事を読めばわかること
- サリダ YL2の特徴と実際の座り心地(デザイン・サイズ・使用感)
- YL3・YL5との違いと比較ポイント
- 購入者の口コミ・評判から見えるメリットとデメリット
- YL2を購入する前に知っておきたい注意点
- おすすめの購入方法と最安値情報
サリダチェアYL2を体験レビュー
そんなわけで実際にサリダYL2をはじめとするサリダシリーズを体験してまいりました。
イトーキのサリダシリーズはオンライン限定販売のため一般的な店舗では販売されていません。
そのため実際にサリダシリーズを体験したい場合はイトーキのショールームを予約で押さえてから伺う必要があります。
イトーキの東京ショールームではサリダYL2だけでなく全てのサリダシリーズに座ることが可能。

ちなみに筆者が調べて伺った頃にはサリダシリーズを体験できるのは東京ショールームだけでした。
そのためサリダシリーズを座ってみたい場合は事前にショールームへ取り扱っているかをチェックしてから行くようにしましょう。
参考:オフィスチェアの試座に行こう。取扱い店舗や選び方をご紹介!
サリダYL2はシリーズで一番コンパクトな外観!
こちらがサリダYL2です。

YL2はサリダシリーズで最もコンパクトなモデルに当たります。
YL2〜YL5まではローバック、YL6はハイバック、YL7〜YL9はヘッドレスト付きのハイバックのサリダでそれぞれ仕様もデザインも異なります。
サリダYL7・YL8・YL9についてはイトーキサリダYL7・YL8・YL9を比較レビュー!3万円台で購入できるオススメチェアの記事を参考にしてみてください。
YL2の正面。写真の肘掛は一番高い状態なので背もたれはかなりのローバックであることがわかります。

後ろから見ると樹脂感が強め。

体験してきたYL2のシートは派手なカラーですが、現在オンラインで販売されているサリダYL2は在宅ワークでも使用することを意識してかシートはより女性好みな淡いカラーリングを採用しています。
それが成功して、見た目でも評価されて売れているようですね!
樹脂の部分もブラックだと事務椅子的な感じがしますが、ホワイトだとキャスターまで白色なのでより可愛らしい印象。
在宅ワークで使用するなら部屋にも馴染ませやすそうなホワイトカラーの方が断然オススメです。
肉厚クッションが可愛い
印象的だったのは肉厚で丸みのある背もたれ。

背もたれはローバックなのですが背もたれが肉厚で体に沿ってアーチ状になっているのでしっかり吸い付くように体を支えてくれます。
このオレンジカラーだと少し存在感がありすぎますが、現在オンラインで販売されている淡いカラーだと可愛らしいポイントになりそうです。
YL2の座り心地はどちらかというと硬め
座面クッションはどちらかというと硬めな作り。

型崩れしにくい肉厚のモールドウレタンを使っているので安定感のある座り心地です。
やはり、日本を代表するオフィス家具メーカーなだけあって、外国製の同価格帯のチェアに座った時に感じるようなそこの浅い頼りなさを感じないのはさすが。
座面したのノブを回すことで、リクライニングの強度の調整も可能です。
肘掛け(アームレスト)は固定と可動で選択可能
肘掛(アームレスト)は固定式と上下昇降の出来る可動式の2タイプから選択可能。

元々ホワイトカラーの肘掛は取り扱っていなかったのですが、ホワイトフレームの人気もあり要望が多かったためか2021年からはホワイトカラーの可動肘も別売りで購入できるようになりました。
必要なら後付けできるのも助かりますね。
総評:実際にサリダYL2はこんな人におすすめ!
YL2はやはり場所を取らないシンプルでコンパクトなチェアといった印象。
ローバックなので、そこまで長時間の作業を行わず「必要最低限の機能で十分」という人なら満足して使えるでしょう。
お値段も比較的お得な部類に入るので、このサイズのチェアとしては候補の一つに入れる価値はあると感じました。
在宅で使うのであれば、見た目的にも可愛らしいホワイトフレームが圧倒的にオススメです。
こんな人は後悔するかも
- アームレストの高さ以外も調整したい
- ランバーサポートやヘッドレストなども求めている
- クッション性の高いやわらかい座面を好む
- キャスターにストッパーを求めている
- 座面の高さが40cm以下でないと合わない(小柄な方など)
あるわな君このような方には、もう少し上位グレードのオフィスチェアや、肘付き・多機能モデルの検討をおすすめします。
サリダYL3・YL5との比較
サリダシリーズのローバックのチェアには他にもサリダYL3やYL5といったモデルもラインナップされています。
どこがどう違うのか迷っている人もいるかと思いますので座ってみた感想を軽く紹介します。
サリダYL3
サリダYL3はサイズ的にはYL2とほぼ一緒です。
YL2では背もたれがクッションでしたがYL3では通気性に優れたメッシュを採用。


座り心地の印象としては座面はYL2同様に固め。


ただYL2と比べてリクライニングの抵抗感が低い印象です。
YL2の方が背もたれが肉厚だったこともあってか背もたれのフィット感はYL3の方が薄く感じました。
後ろから見ると、フレームのゴツゴツ感が強くて在宅で使うには少し抵抗感があるかも。


個人的に背面のフレームデザインはYL2の方が好みでした。
サリダYL5
続いてサリダYL5にも座ってみました。
YL5もYL3と同じくメッシュの背もたれを採用。


ハイバックとまではいかないもののYL2やYL3と比べると若干高めの背もたれになっています。


YL5はランバーサポートがついているのが特徴。


その所為もあって、YL5は腰部のサポートを強く感じました。
写真では肘掛がついていませんがYL5も可動肘の取り付けが可能です。
やっぱりフレーム部分がシンプルな方がオフィスチェア感が薄れることもあり3つ並んでいるのを見るとYL2がデザイン的には最も洗練されていて自宅で馴染ませやすそうだと感じました。
イトーキ サリダ YL2の口コミ・評判まとめ
実際にイトーキ サリダ YL2を使用しているユーザーからは、価格以上の満足感を得ている声が多く見受けられます。
このセクションでは、実際の楽天市場のレビュー(2024年〜2025年)を参考に、ポジティブ/ネガティブ両方の口コミ傾向をまとめて紹介します。
良い口コミ
悪い口コミ・改善要望
総評:価格相応の満足度はあるが、事前チェックが大事
サリダ YL2は「必要十分な機能を持つコスパチェア」として高く評価されている一方で、座面の硬さ・キャスター・組み立ての難易度など、小さな不満が出やすいポイントもあります。
購入前にはご自身の体型・床環境・利用時間などを踏まえた上で検討するのがポイントです。
イトーキ サリダ YL2の仕様一覧
デザインはシンプルながら、テレワークや長時間作業にも対応できる機能性を備えたサリダ YL2。
ここでは、購入前に確認しておきたい主要スペックを一覧表にまとめました。
| 製品名 | イトーキ サリダ YL2 (ITOKI SALIDA YL2) |
|---|---|
| ブランド | ITOKI HOME (イトーキ ホーム) |
| サイズ | 幅:58.5cm × 奥行:59〜68cm × 高さ:77.5〜88cm |
| 座面高(SH) | 41.5〜52cm |
| 座面奥行 | 43.5cm |
| 重量 | 約10.2kg |
| 背・座素材 | 布地張り (ポリエステル100%) |
| 背・座フレーム | ポリプロピレン |
| 脚部 | ガラス繊維強化ナイロン |
| キャスター | ナイロン双輪キャスター (ストッパー機能なし) |
| 機能・特徴 | ・背ロッキング(シンプルロッキング) ・モールドウレタン座面 ・コンパクト設計(幅1mの机に収まる) |
| 組み立て | 必要(組み立て時間目安:約20〜30分) |
| 肘掛け | オプションで選択 別売りもあり |
| 生産国 | 台湾製 (設計・企画は日本:イトーキ) |
購入するならどこがオススメ?
レビューのところでも述べましたが、イトーキのサリダシリーズはオンライン限定販売のため実店舗では販売されていません。
そのためサリダチェアはオンラインを利用して購入する必要があります。
この記事でご紹介したサリダYL2・YL3・YL5はAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった有名なオンラインモールでも購入可能。
自分にとって使いやすかったりポイントを貯めていたりなど、よく利用している店舗を利用すると良いでしょう。
楽天市場では3色あるホワイトフレームのYL2がAmazonだと2色しかなかったりと、店舗によって扱っていない色があったりするのでしっかり選びたい場合は一通りチェックしてから決めるのがオススメです。
サリダYL3とYL5はこちらをチェック!

















