先日、テレビで何度目かの風の谷のナウシカが放送していた事もあり、思い付きで沢山の世界的な名作アニメ映画を生み出してきたスタジオジブリの制作スタジオでは一体どんなオフィスチェアを使っているのか興味が沸き調べてみて愕然する事となりました。
すでに80近い高齢でありながら日本を代表するアニメ監督である宮崎駿がデスクに向かって使っていたのは、肘掛けすら付いておらず、上下昇降機能くらいしか備わっていないであろう、どこにでもあるようなごくシンプルなローバックのオフィスチェアだったからです。
「新しいものに興味が無い監督のこだわりなのか?それにしても、深夜まで及ぶであろう過酷な制作作業をこんな椅子で乗り越えてきたのか…」
と監督の情熱に感心すると共に、どう見ても体に良くないであろうその作業椅子に非常に不安を抱きました。
ご存知の方も多いでしょうが、前傾姿勢という非常に腰や背中に悪い姿勢で仕事を長時間続ける事は、健康寿命を縮め、体全体へのさらなる悪影響にも繋がってきます。
会社では社員でラジオ体操も行っていた様ですが、「正直、気にかけるのはそこじゃないでしょ」と言うのが正直な気持ちでした。
私は、仕事上、座り続けなければならないのであれば、長く座り続ける環境こそより快適なものにすべきだと常に思っています。
特にこういった職業の人は生涯の内で座っている時間が一番長いでしょうから尚更ですよね。
こういった作業環境が理由で現在製作中の映画の完成を前にして倒れられては多くのファンが残念な訳です。
そんなことから、「こんな普通の椅子でこの年齢まで過酷な制作作業を乗り越えてきたのだから、もし快適なオフィスチェアを手に入れたら作業環境の改善により制作意欲が刺激され、あと2、3作映画を制作してしまうのではないか?」という考えが浮かんできたので、
今回は宮崎駿監督にピッタリのオフィスチェアを妄想で選んでみたいと思います。
宮崎駿監督にピッタリのオフィスチェアは?
というわけで宮崎作品がまだまだ観たい人は沢山いるでしょうし、出来るだけ宮崎監督にふさわしいオフィスチェアを妄想で監督の性格も踏まえて考えてみたいと思います。
と言っても以前、アニメーターや漫画家、イラストレーターにお勧めのオフィスチェア9選という記事を書いたので、自ら机に向かい絵コンテや作画などの作業する事でも有名な宮崎監督ならこの記事で紹介しているオフィスチェアが使用目的としてはピッタリだと思います。
ちなみに全てのモデルが前のめりの作業に向いた前傾姿勢タイプのオフィスチェアなので作画作業など、前のめりの作業を快適にサポートしてくれるのが特徴。
なので、この記事からさらに、特にピッタリなんじゃないかってオフィスチェアを3つ選んでみました。
- オカムラ シルフィー
- スチールケース リープチェア
- コクヨ ベゼル
それぞれの機能などは過去の記事に書いているのでそちらを参考にしてください。
他にも、漫画家、アニメーター、イラストレーターにおすすめのオフィスチェア9選を紹介!の記事ではサブリナスタンダードや、アーロンチェア、セイルチェア、ミラチェア、なども紹介していますが、これらのモデルを落とした理由は、性能というよりも、デザインがおしゃれ過ぎたり、奇抜過ぎたり、モダン過ぎたりで、頑固な監督が気に入らなさそうだと妄想したからです。
ここで選んだ3つは各メーカーでも比較的シンプルでどこでも馴染みそうなので監督の抵抗感がないのでは?と言うのが理由の1つ。
2つ目の理由はメッシュの座面にも抵抗を感じるのではないかと言う事です。
アーロンチェアはワンピースの尾田栄一郎先生など沢山の有名漫画家にも使われているので残しても良いんじゃないかって思いましたが、座面がメッシュなので冬場はご老体には少し寒く感じるかなと思いました。
ただ、これは先に述べた通り全て、宮崎監督ならこう選ぶだろうなぁっていう妄想も入っているので実際にはこれらのオフィスチェアを自分で座り比べてから快適なものを選び、納得してから購入するのが一番正しい選び方だと思います。
まとめ
しかしながら結局のところ、こういったところにお金が使えないのはそれだけアニメ業界にお金がないってことなんでしょうね。
宮崎監督のように年を取ってくると、血管も細くなって血流も悪くなるので、太ももに圧がかかりづらい優れたクッションのオフィスチェアを選ぶ事も重要でしょう。
確実に最適な一脚を選ぶためには実際に座ってみる事が大切なのは言うまでもないですが、
予算カツカツのアニメ制作スタジオで座り心地のいいオフィスチェアをスタッフ全員に支給するのであれば、
新品ならシルフィー、中古ならリープチェアが一番予算をかけずに集められるかもしれませんね。
出来るだけ快適な環境で素晴らしい作品を生み出し続けて欲しいものです。