スチールケース社のリープチェアってどうなの?
様々なチェアを紹介している当ブログの筆者も色んなチェアを試した結果、現在このリープチェアV2を愛用しています。
この記事は、ハーマンミラー社のアーロンチェアと並んで世界的に有名なスチールケース社の代名詞的オフィスチェアLeapチェア(リープチェアV2)を紹介。
この記事を読めば以下の問題が解決します!
- リープチェアV2を選んだ理由
- リープチェアをずっと使ってきた感想をレビュー
- リープチェアの機能を徹底解説!
- オススメの購入場所を紹介!
実際にヘッドレスト付きのリープチェアV2を4年間使ってきた感想を解説していきたいと思います。
座りながらも上半身が動かせる、背骨や腰に優しいオフィスチェアを探している人は是非チェックしてみてください。
リープチェアV2を選んだ理由
オフィスチェアを選ぶ際に重要視する点は、使っている環境や仕事の内容に寄って異なってきます。
そのため、高額なチェアだからといって全ての人が納得できるものはものはありません。
だからこそ、自分に合った椅子選びはすごい大事!
筆者が椅子を選ぶ際に1番に重要視したのは以下の5点
- 背もたれに自由度があるもの(柔軟性のあるもの)
- 機能性の高い肘掛(アームレスト)
- 腰へのサポートをしっかり調節できる
- 前傾にも対応
- ヘッドレスト付きが選べる
個人的に一番重要視したのは「背もたれの快適さ」ですが、他の要素も含めて一番自分にふさわしいと思ったのがリープチェアでした。
ちなみに最終候補にはオカムラのサブリナスタンダードとシルフィー、ハーマンミラーのアーロンチェアが残っていました。
筆者も使用しているのは、リープチェアでも2006年にモデルチェンジされた「リープチェアV2」というモデル。
こちらが現行モデルですので、今購入するなら初代モデルを買うよりかはこちらを購入した方が良いでしょう。
ということで、ここからは実際に4年以上リープチェアを使用してきたからこそ判る、リープのメリットとデメリットを機能の解説を交えながらご紹介していきたいと思います。
リープV2を実際に4年間使ってきた感想(レビュー)
ここからはリープV2のレビューを解説していきたいと思います。
見た目・価格
こちらが実際に使用しているリープV2。
店舗に試座用として置いてあるものはヘッドレスト無しが多いですが、私は長時間の作業が多いのでヘッドレスト付きを選びました。
お値段は、当時ヘッドレスト付きで17万円台で購入できました。
今は、円安の影響で今はヘッドレスト付きが20万超えてしまってます…(2024年9月時点)
ヘッドレスト無しの場合は、新品で17万くらいから販売しています。
新品は随分値上がりしちゃったね
リープV2は高級オフィスチェアの部類に入りますが、この値段帯の割りには比較的シンプルな見た目です。
フレームのカラーはブラックを選択。
見た目はあまり特筆すべき事がないと言ってしまうとアレですが、丸みがあり無駄がなく良くも悪くも主張し過ぎないデザイン。
アルミよりも自宅などにも馴染ませやすそうなマットな質感が気に入っています。
リープの最低座面高は39.4cm。
最低座面高は一般的に42cmくらいからのものが多いので、この底座面は女性の方にも嬉しい仕様だね。
座り心地
リープV2はこのお値段だけあって、ちょっと座っただけでもしっかりとした安定感を実感する事が出来ます。
その中でも、特に背中から腰周辺をはじめとした背もたれのサポート能力が購入の決め手となりました。
リープチェア は「人の背骨を真似る」世界初のチェアと言われており「ライフバック」という背もたれを上下独立して調節できる機能があります。
座面右手側の大きなダイヤルを回すと背もたれ下部の強度を変化させることが可能。
腰のあたりのサポート感の強度を好みに調節できるよ!
さらにランバーサポートまでついています。
上下にスライドさせて自分の腰の位置に調節できる!
腰だけで二つの機能。
徹底した腰のサポートへのこだわりを感じるところもリープチェアに惹かれた理由でした。
背もたれ上部は柔軟性がある
また背もたれの上部は柔軟性のある造りになっており、体の動きに追随してくれます。
例えば、体を右に反らせると下の画像の赤いラインのように背もたれもしなってくれます。
背もたれがとても素直について来てくれる柔軟な感覚は非常に優秀!
これによって全身に行き交う血液か常にスムーズに流れるというわけ。
個人的に背もたれに自由度が少ないと上半身が固定されている感じがして不快に感じてしまうこともあったのですがこの機能のお陰で背もたれに対する不満は一切なくなりました。
1日中健康的なサポートを得られますよ。
仕事の途中に座りながら身体をひねれるのは嬉しい!
ナチュラルグラインドシステム
リープチェアの座り心地としてもう一つ優秀なのが「ナチュラルグライドシステム」。
通常のオフィスチェアでリクライニングすると背もたれだけが倒れますが、リープの場合はリクライニングすると同時に座面が前方にスライドしてくれます。
座面が前面にスライドすることで、骨盤を前に逃してくれるので脊髄にかかる負担を軽減。
疲れてくるとついつい、腰を座面の前方にずらしてしまう癖がある人はこの座面の恩恵を感じられるはず!
こういった快適な座り心地への追求によって、スチールケースの行ったリープチェアを使っての人間工学トレーニングを受けた被験者は最大8%の生産性が向上したという記録も残っています。
リープチェアを試し座りする場合は、是非背もたれに注目してみてください!
座面
リープチェアにはアジアで生産されたAP仕様とアメリカで生産されたUS仕様があります。
筆者が購入したのはUS仕様。
US仕様の座面はAP仕様よりも比較的柔らかめの座面です。
柔らかめながら、しっかりと体圧分散された座り心地でお尻に変なストレスを感じないのは流石。
4年間、ほぼ毎日座って仕事をしていますが、座面がへたる様子は今の所ないし、異音も今だにありません。
座面は蒸れる?
リープチェアの座面はファブリックなので、夏場は環境によっては蒸れを感じることもあるかもしれません。
幸い、私はそんなに蒸れない地域に住んでいるので快適に使い続けています。
また、もし座面が汚れたら落としづらいのもファブリックの特徴。
私の場合は、下の写真のようにオフィスチェアカバー
これのおかげで、今だに綺麗な座面で使えてる!
下記のオフィスチェアカバーはリープチェアでも使用することができましたので、座面の汚れが心配な場合は同時に買ってみては?
座面の奥行き調節機能
座面は奥行きの調節も可能です。
調節する場合は、座面左下のレバーを引いて行います。
座面の奥行きが自分の体型に合わないと、その時点で座り心地としてアウトですから座面を自分の体型にあった位置に設定することができるのは安心ですね。
前後移動のスライドも軽快なのでノンストレス。
リープチェアを購入する際に、最後まで悩んだアーロンチェアにはこの機能が付いていなかったこともリープを選んだ決め手の一つとなりました。
前傾機能
リープチェアの座面前縁部はフレックスシートエッジと呼ばれ、圧がかかると曲がる設計を取り入れています。
これにより、前傾姿勢を取ると太ももへのストレスを和らげてくれます。
前傾姿勢対応の有名どころであるアーロンチェアやオカムラのシルフィーとは異なり、背もたれも前方に傾斜しないのは人によっては好みが分かれるところでしょう。
個人的には購入前に体験して、これで十分だと思ったので納得して購入できました。
自由度の高いアームレスト
4年使ってきた中で、想像以上にお世話になっているのが肘掛(アームレスト)です。
リープのアームレスト(肘掛け)は上下はもちろん前後・中外・角度の調整が可能。
10万円クラスのチェアなら割と当たり前の機能なのですが、リープの場合はその調節の動きが非常に滑らかでノンストレスで行えるのが特徴。
肘掛はパッド部分の動きが数段階に分かれているのでカクカク動かしながら調節するのが一般的。
しかし意外と動すのに力がいるものや一癖あるものが多いんですよね。
一方のリープの場合はパッド部分が前後・左右・斜めと滑るように動いてくれるので余計な力が要りません。
用途にあわせて、手軽にベストな位置で膝を置く事が可能です。
肘パッドも少し弾力がある造りになっており、パッドが硬過ぎて肘や腕への負担がかかる事もないでしょう。
ヘッドレスト付きも選べる
ネットではあまり使っている人を見たことがありませんが、私はリープチェアのヘッドレスト付きを購入しました。
リープのヘッドレスは後付けすることが出来ないので、あらかじめヘッドレスト付きで購入する必要があります。
またヘッドレストのフレームのカラーはブラックのみ。
ここもブラックのフレームのリープチェアを選択した理由でした。
ヘッドレストは高さの調整が可能。
私の場合は身長が175cmありますが、一番低くい位置でジャストフィットでした。
その為、身長175cm以下の方だとヘッドレストが合わない可能性も。
ヘッドレスト付きを検討している人は出来るだけ試してから選ぶことをオススメします。
ヘッドレスト付きが試座できる店舗としてはWORKAHOLIC
筆者も実際にこの店舗で購入しました。
各機能の詳しい調節方法はこちらの公式動画がわかりやすいです。
参考にしてみてください。
Leap chair – adjustability
Steelcase
リープチェアは中古もおすすめ
リープチェアは中古品も人気で、比較的多く出回っています。
中古なら大体3万円〜で購入する事も可能。
もちろん保証は受けられないのではずれを引いてしまうと損はしますが、それでも10万円台のリープチェアが3万円台で購入出来るのは魅力ですね。
筆者の場合は、以下の点を踏まえて新品を選びました。
- 既に試し座りしてリープに決めていた
- ヘッドレスト付きが欲しかった。
- 長期保証がある
リープチェアの機能や優れたサービスを100%で体感したいのであれば新品を買うに越したことはないと思います。
ただ、3万円台でオフィスチェアを探していて中古品に抵抗がないって場合は、中古で状態の良いリープチェアを買うという方法もアリでしょう。
また最新のリープチェアV2にはランバーサポートが付いていますが、タイプが古いものだと付いていないこともあったりと発売された年代で機能の数にも違いがあるので注意しましょう。
初代モデルは製造年的にも今買うのはオススメしません。
最低でもV2モデルを選ぶようにしましょう。
オススメの購入先
ヘッドレストの説明でも書きましたが、私はWORKAHOLIC
WORKAHOLICは東京日本橋にあるオフィスチェアのセレクトショップ。
店舗にはチェアコンシェルジュという専門職のスタッフがいて自分にピッタリのオフィスチェアを真摯に向き合って選んでくれる事でも有名。
リープチェアは大塚家具などでも展示している店舗がありますがヘッドレスト付きに実際座れる店舗は非常に少ないので体験してから決めたい人にオススメです。
私はWORKAHOLICの楽天市場店
使う部屋までしっかりと運んでもらい梱包も持ち帰ってくれたので非常に助かりました。
信頼できる店舗で購入したいのであればWORKAHOLICを是非チェックしてみてください。