コクヨのing(イング)を体験レビュー!「動ける椅子」はオフィスチェアの革命となるか?

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日本は座ったまま仕事をしている時間が一番長い国だと言われています。

長時間座り続けることは太腿を圧迫しますし腰に負担が掛かったりするので健康に良い事とは言えませんよね?

そういった人の多くは「ずっと座りっぱなしで運動する時間が取れない」という悩みを抱えています。

少しでも健康に害を与えないようにと、ご自分の仕事環境にあったサポート力があり、適正な姿勢が保て快適に座る事が出来るオフィスチェアを導入している人もいることでしょう。

それはそれで素晴らしいアイディアなのですが、

2017年になり、また違った視点で新感覚の座り心地を実現した画期的なオフィスチェアが誕生しました。

それが、独自の技術により座りながらにして360°自由に動く事を可能にした

KOKUYOが生み出したing(イング)です。

という訳で、このingチェアを体験してきましたので特徴なども踏まえて紹介したいと思います。

 

 

ingとは?特徴・機能を紹介

 

通常のオフィスチェアは如何に適切なサポートで奇麗な姿勢のまま快適に座る事が出来るのかという事が重要視される事が多いですが、

このingがもたらしてくれるものは、座りながらにして常に動けると言う新しい視点での座り方革命です。

背もたれやフレームに柔軟性を加えたりといった方法で自由度を生み出すといったオフィスチェアはありましたが、

このingは従来のオフィスチェアにはなかった、体を傾けた方向に対して360°自由に動いてくれる機能「グライディング・メカ」を生み出し、前後左右斜め前後ろまで、思いのままに座面を自由に傾ける事が可能になりました。

わかりやすい動きはこちらの動画を参考にしてみてください。

KOKUYO ING: 360° Gliding Chair
Kokuyo Co., Ltdより

という事でこの新感覚のオフィスチェアであるingの特徴をさらに紹介していきたいと思います。

 

揺れる事による恩恵

揺れる→体が動く→脳が活性化する→仕事が楽しくなる→(揺れるへの繰り返し)

これが、KOKUYOが提唱しているingを使用した事で得られる「ing効果」だそうです。

 

つまり、揺れる椅子である「ing」を使う事によって、

座りながらにして人間本来が持つ自由な動きを生み出せるようになり、

それによって体と脳が活性化してアイディアが湧きやすくなり、仕事効率が上昇、

結果的に仕事が楽しくなるといった効果がingによって得られると説いている訳です。

 

確かに、椅子に座って真剣に考えているときよりも、歩いたり、動いているときの方が面白いアイディアが浮かんできたりするって感覚はあるように感じるので理にかなった理論と言えるでしょう。

 

また、KOKUYOによる調べによると、

ingに座っている4時間はウォーキングおよそ1.5km、

ゆられながらデスクワークを4時間した場合の消費カロリーは約85キロカロリーになるのだとか。

さらに、

60分揺られる事で7割の人のα派が増加したという実験結果も出ています。

 

種類は?

種類はラテラルタイプ、バーチカルタイプ、ヘッドレスト付きタイプの3種類

バーチカルとヘッドレスト付きタイプはより通気性が良くなったメッシュの背もたれタイプもあります。

ラテラルタイプ

高さを抑えてあるためより自由に上半身を動かす事が出来ます。

 

バーチカルタイプ

チルト機構が装備されているので、背もたれに体を預けるとその動きに合わせてねじれてくれます。

 

ヘッドレスト付きタイプ

可動式のヘッドレストは30°まで微調整が可能。

背もたれはバーチカルタイプと同じくチルト機構です。

画像出典:KOKUYO公式サイトより

 

ランバーサポートがない

ingの360°自由に動ける機能により背骨を支える必要がなくなり、自然に背骨のS字カーブを生み出せるためランバーサポートが必要なくなりました。

 

体圧分散を適正に(3Dポスチャーサポートシート)

ingのポスチャーサポートは従来のものよりも深く、

体圧分散を適正に保っているので前傾姿勢でもお尻が滑り落ちないようになってます。

 

座面の奥行き調整不要(フロントフリーチルト)

座面前方の部分が折れ曲がるので後傾姿勢になっても太腿の裏を圧迫せず

体型に合わせて座面の奥行き調整をする必要がありません。

 

安定した姿勢で作業出来る(グライディングストッパー)

深く座るとグリグリと動いてくれますが、浅く座ったり立ち上がっているときは安全ストッパーが掛かり座面がグライディングしなくなる「グライディングストッパー」を内蔵。

座ろうとしたら座面が揺れて怪我するといった危険がありません。

さらに、揺れるだけでなく理想的な座位姿勢であるアップライト姿勢で座面を固定する事も可能。

 

ingを実際に座ってみた感想

 

見た目

一番小さいモデルであるラテラルタイプは何となくスピルバーグのE.T.を思い出させるような姿だと感じたのは私だけでしょうか?

全体的に丸みがあり可愛らしく、ポップな見た目をしていると思います。

高級感は薄いですが大人っぽくおしゃれな色も多いのでカラーリングによって全く違ったイメージを演出出来そうです。

肘と脚は樹脂とアルミから選ぶ事があり、樹脂を選ぶとよりポップに、アルミを選ぶとより大人っぽくなりそう。

ただポップなシルエット的には樹脂の方が合ってるかな、と思います。

 

ウィルクハーンのONチェアと比較してみて

座る前はウィルクハーンのONチェアの座り心地を想像していたのですが感覚は全くの別物に感じました。

実際座ってみるとわかりますが、ウィルクハーンの方は左右から後方へのダイナミックな動きが特徴的で前方へ倒す事は出来ませんが、このingは360°体重をかけた方へ倒す事が出来ます。

そのかわり後方リクライニングはingの方が浅め。

そして座面がONチェアより分厚いです。

これがingの体圧を分散する3Dポスチャーサポートシートの適正な座面の深さなのでしょう。動くチェアである事を想定してお尻が疲れないようにするためにこの分厚さにしてある事が伺えます。

それでも座面は柔らか過ぎるって訳ではなかったです。

ウィルクハーンのONは座ったまま自然に動けるおしゃれなオフィスチェア【レビュー】

2018年12月16日

 

座り心地

ingの動きに関しては良い例えがなかなか見つかりませんが、バランスボールの上に「座面」と「背もたれ」と「肘掛け」を備え付けてその上に座るような感じでしょうか、

それをプレイステーション2のデュアルショックコントローラーのアナログスティックのようにお尻で360°グリグリと動かす事が出来ます。(ingはもう少し浅いですが)

グリグリと書きましたが、実際には想像以上に滑らかに動くので面白い。

前後の揺らすとまるでロッキングチェアーのようでかなりクセになりそうです。

試している間も知らず知らずの間に前後にゆらゆらしていました。かなりハマっているのかも?

確かに作業をしながらこんな感じでゆらし続けていたら体が凝り固まる事も防げるような気がしますし、何より座ったままで体が動きたいようにリズムを取って動かしている訳ですから疲れないんですよね。

それでも多少寄り掛かってリラックスしたい場合はバーチカルタイプかヘッドレスト付きタイプがおすすめ。

ヘッドレスト付きタイプは自分の好みに合わせて角度調整が可能。

ヘッドレスト付きの場合の高い背もたれは、斜め後ろに倒すと微妙にねじれてくれます。

 

こんな人に良さそう

あと、同じ姿勢で作業している時間より、考えている時間の方が長い職種の人にはじっとしているより揺られている方が脳が活性化されるのかなり良い選択肢になりえるかも。

アイディアを出しあったりする時間が長いオフィスのミーティングで採用すれば、じっと座って話し合うよりリラックスした状態でより良いアイディアを出し合えそうです。

また優先順位に運動不足があるものの普段から座りっぱなしで全然運動が出来ていないのであれば座りながら動きを取り入れられるingは選んでみる価値はありです。

揺れるという行為が体と脳へのストレスを軽減してくれるので普段から貧乏揺すりをしてしまったり「落ち着かない人」にもこの動くという行為はり良い方へ昇華出来るかも。

 

向かない人もいる(と思う)

ただし、このingチェアは動く事を目的に作られており、従来のオフィスチェアと同じ感覚で評価する事が出来ないチェアです。

通常のオフィスチェアであれば例えば後ろへリクライニングした時に足が浮いてしまう事をマイナス評価してしまう人もいますが、

ingの場合、常に動く事を考えて作られているので、足のかかとを浮かして後方へリクライニングしながらも前後にゆらゆらと揺らしながら座るのでそれはそれでアリって訳です。

従来のオフィスチェアに慣れてしまってこういった違いが受け入れられないとingは合わないかもしれません。

 

あとingは安心してゆらす事を目的として作られているため、安心してゆらせるように肘掛けは完全固定式で高さ調節する事ができません。

座面は360°動いても肘掛けはそれに対して動かなくなっている訳です。

肘はしっかりデスクと高さを揃えて、腕を支えながら作業したい人にとっては少しおしいと思う点でしょう。

あと、作業時はしっかりとチェアに体を支えてもらいたいと考えている人には向かないでしょう。

 

気になる価格は?

2019年2月の段階でKOKUYOの公式で公開されている各モデルのお値段は以下の通り

  • ラテラルタイプ:88,000~115,000円(脚や肘部の樹脂やアルミなどの素材で異なる様です)
  • バーチカルタイプ:88,000~115,000円
  • ヘッドレスト付きタイプ:100,800~135,000円
  • バーチカルタイプ(メッシュ):88,000~115,000円
  • ヘッドレスト付きタイプ(メッシュ):100,800~135,000円

 

メッシュタイプは最近になって新しく発売された様です。通常のものより通気性が良く蒸れないのが特徴です。

 

他のオフィスチェアとは全くコンセプトのオフィスチェアを生み出しながらこの値段内に収めたのはなかなか凄いですね。

 

ingが体感出来る場所はここ

今までになかった椅子という事でKOKUYOは全国にingを体感出来る場所をいくつか用意しています。

ingとは一体どういった座り心地なのか?

個性的なオフィスチェア故に実際に座ってみる事でより理解を深める事が出来るでしょう。

場所によっては予約が必要なところもありますので良く確認してから体感しにいきましょう。

 

まとめ

という事でingはこんな人にお勧めです。

  • 運動不足の人
  • 仕事においてアイディアを考える時間が多い人
  • 座っている時に常に体が落ち着かない人

 

逆にプログラマーみたいなリラックスした状態でひたすらキーボードに打ち続けるってタイプの人には肘掛けの高さ調節が出来ない事もあり向かないと思います。

ingは従来のオフィスチェアにはなかった独特の座り心地のため、使用してみてハマる人は一発でハマりますし、慣れるまでに時間が掛かる人もいるかもしれません。

決して万人に受ける椅子という訳ではありませんが、使用目的と独特の使用感がピタリとハマれば手放せなくなる可能性もあるでしょう。

おそらく、座る事において、動けるという新しい価値観に感動する人は多いと思います。

KOKUYOも体験する場所をいくつか用意しているように、まずは触れて体験してみるってのもアリだと思います。

お近くに体験出来る場所がありましたら是非とも足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

ラテラルタイプ

 

バーチカルタイプ

 

ヘッドレスト付きタイプ

 

バーチカルタイプ(メッシュ)

 

ヘッドレスト付きタイプ(メッシュ)

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