「e-SPORTS」などゲームの競技化の影響もあり、日々人気が増しているゲーミングチェア。
様々な人が利用する事からそのサイズも細分化されてきています。
今回は紹介するのは人気のメーカーDXRACERの大型モデルであるその名も「KING SERIES (キングシリーズ)」
日本人よりも体型の大きい現地アメリカでは非常に良く使われているアメリカンサイズのゲーミングチェアです。
というわけで私が実際に試座してみた感想を紹介してみたいと思います。
AKRACING ゲーミングチェア「PRO-X」を体験レビュー!人気モデルはこんな人におすすめ!!
DXRACER ゲーミングチェア キングシリーズ(DXK-06)を体験して「結論」
より違いを実感するために今回紹介するキングシリーズ以外にも、同じくDXRACERの「FORMULA SERIES各種」と「DRIFTING SERIES」、「RACING SERIES各種」も同時に体験して比較しています。
実際に結論から言うと、身長身長175cm体重60kg、普通体型の私にとってこのキングシリーズは座れないわけではないのですがやはり少し大きかったです。
ちなみに、他のシリーズも座り比べた感想としては、DXRACERのゲーミングチェアとして身長155cm〜175cmの普通体型の人に一番おすすめ出来るゲーミングチェアはドリフティングシリーズ、
そして、身長175cm体重60kg、普通体型の私が一番気に入ったDXRACERのゲーミングチェアはレーシングシリーズでした。
その理由が気になる人はこちらの記事でチェックしてみてください。
というわけで今回紹介するキングシリーズは一体どんな人におすすめなのか?
その特徴やおすすめ出来る点、好みが分かれそうな点などを詳しく紹介していきたいと思います。
DXRACER キングシリーズの基本情報、価格
という事で私には少し大きく感じてしまったキングシリーズですが、
公式では”身長175~190cm方、またがっちり・大柄体型の方にとくにお勧め”と記述されているので、私より身長の大きい180cm〜190cmの人なら特に良い感じに座れるんじゃないかと思います
大柄の人向けに作られているため、ぱっと見、特に印象的なのはキャスターベース部分のいかにも頑丈そうな造りでしょう。
他のシリーズよりもぶっとくて尚かつ頑丈なアルミベースが採用されているので大柄な人でも安心して使用出来ます。
公式サイトで公開されているキングサイズお値段と特筆すべき機能を見てみましょう。
モデル | 価格(税込) |
DXK-06 | 59,800円 |
(2019年5月の段階での公式のお値段です。クリックすると商品ページへ飛びます)
キングシリーズの特筆すべき機能
- 4Dアームレスト
- デザインキャスターベース(アルミ製)
- 8cmの大型ホイール
サイズはDXRACERの中でも最大級のサイズながら、他のシリーズと同じように最大135°のリクライニングと座面ロッキング(ゆりかごモード)もしっかりと備えています。
特筆すべきは、キャスターベースは頑丈なアルミ製を使用(しかも他のシリーズより太い)、尚かつ8cmの特大ホイールで耐久性をしっかりとカバーしている点。
アームレストは最高グレードの4Dアームレストを採用していることからも、機能としても申し分無しです。
59,800円は高い?
ぱっと見59,800円は高いと思ってしまう人もいるかと思いますが、ただでさえサイズが大きい上にここまでしっかりと備えてあるのですから個人的には「よく6万円以下で収まったな」って感心しちゃいます。
「じゃあ、どこで一体コストカットしたのか?」と考えると、おそらくシートにPUレザーと一緒にPVCレザーも使用している点でしょう。
PVCレザーはPUレザーより比較的安価なのでこのPVCを質感の異なるデザインとして取り入れる事でデザイン性を落とさずにコストを下げる事に成功したのでしょう。
合成皮革とは?PVCとPUレザーの違い、お手入れ方法やおすすめの専用クリーナーを紹介!
DXRACER キングシリーズに実際に座ってみて(レビュー)
というわけで私には少し大きかった事はわかって頂けたと思いますので、このキングシリーズがどんな感じのゲーミングチェアだったのかもう少し掘り下げた感想をお伝えしたいと思います。
気に入った点
アームレストとして最もグレードの高い上下昇降、アームパッドの前後左右、角度調整といった細かい調整が可能な4Dアームレストはやはり非常に優秀、DXRACERがキングシリーズにも全く手を抜いていない事が伝わりますね。
アームパッドの部分は適度に弾力もあるので腕が痛くなる心配はありません。
あとはやはりベースからホイールまで大きく頑丈なものが使われているので、重量がある分、動かしてみても他のシリーズよりも根を張ったように、どっしりとしてさらに安定感が増した印象を受けます。
装甲のようなキャスターベース部分のデザインは好みが分かれそうですが、世界観に浸りたいゲーマーの方にはウケそうですね!
この辺は座る人の体型で変わってきそうですが、175cmの私が座った感じ座面にかなり余裕があり太腿が座面両端の傾斜に圧迫されないので座面のゆとりの面ではかなり好印象でしたが、やはりメインはターゲットである180〜190cmくらい、もしくは175〜190cmくらいのがっちりしたガタイが良い人が最も快適に座れるでしょう。
ちなみに、キングシリーズだと少し大きいって人にはレーシングシリーズとキングシリーズの中間にあたるヴァルキリーシリーズがおすすめ!
他のメーカーで体型の大きい人におすすめだとAK RACINGの「PRO-X」や「PREMIUM」なんかもありますので気になる方はチェックしてみてください。(座面幅でいうとキングシリーズの方がやはり少し大きくゆとりがあります)
好みが分かれそうな点・注意点
キングシリーズの最低座面高は49cmと非常に高いです。
男性で言えば身長180cmの人の平均の膝下の長さが49.7cmといわれているので、場合によっては175cmでも膝下の長さが短い人では脚が床にしっかりと届かない可能性があるので注意が必要です(私は届きましたが)
そして勿論ヘッドレストの位置もかなり高くなっているので、まず身長が175cm以下の人はキングシリーズは候補に入れるべきではないでしょう。
それでも、どうしてもキングシリーズが良いって場合は最低フットレストを同時購入すべきですね。
座面に関しては、他のシリーズよりも厚みがあるのですが他のシリーズより特別柔らかいってわけではないようです。
むしろ太腿の辺りのシートの黒い部分がPVCレザーなのでその部分はPUレザーよりも若干ハリがあるように感じます。
ちなみにこのPVCレザー、先ほど説明したようにコストを下げデザイン性を向上させる事には貢献しているのですが、PUレザーよりは若干通気性が悪いという特徴もあります。
なので汗っかきの人や、使用する予定の室内環境がやたらと熱い人はシートが蒸れて汗で引っ付いたりする可能性があります。
夏は座面に薄い座布団やタオルなどを敷いたりして、地肌がシートに接触しないように座る事で肌に引っ付く事は防げますのでそんなに心配する問題でもないかもしれません。
汗によるシートの劣化も防げるので一石二鳥ですよ。
ウダウダと書いてしまいましたが基本的に快適な環境で180cm以上の人が使用するのであれば全く問題のない心配ばかりです。
ネットで購入するなら何処がおすすめ?
DXRACERのゲーミングチェアをネットで購入することを検討している人にはDXRACER公式オンラインサイトがおすすめ。
理由としてDXRACERはAmazonだとカラーのラインナップが揃ってなかったりするため。
例えば、フォーミュラシリーズのDX11はAmazonでは6色しか選べないが、公式だと10色ラインナップされているといったことがあります(2019年11月時点)
このように、DXRACER公式のオンラインサイトであれば全色ラインナップされているので、あとで「あの色もあったのか…」というような残念な気分になることはなく安心して購入出来るでしょう。
また、Amazonには「AKRacing」や「GTRACING」といったDXRACERと似た名前のメーカーがありややこしいので、ゲーミングチェアにあまり詳しくない人は特に公式オンラインサイトをオススメします。
※Amazonや楽天市場でもポイントを貯めていたり、欲しいカラーがちゃんとあるのなら購入してもまったく問題ありません。
まとめ
最後にまとめますと、
- 175cm〜190cm向けの大型サイズ
- 4Dアームレスト
- アルミベース
- 合成レザー
- 6万円以下
といった条件で探しているのであればこのキングシリーズDXK-06は非常におすすめな一脚です。
大柄な人はちゃんと座れるゲーミングチェアがかなり限られていますが、このDXK-06はそういった人の購入候補に挙げるべき筆頭とも言えるでしょう。
30kg越えと非常に重いのでネット購入がおすすめですが、購入前に試座したい人はこちらの記事で販売店をチェックしてから伺ってみましょう。
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