「e-Sports」の人気上昇によって近年様々なメーカーの取り扱いが増え続けている「ゲーミングチェア」
この記事ではそんなゲーミングチェア業界でもDXRECERと並んで「e-Sports」の大会で頻繁に採用されているAK Racing(エーケーレーシング)の中から、高機能のパーツを搭載したハイエンドモデル「PRO-X」をご紹介。
ここぞというときに使っている事からもAKRacingの自慢のモデルと言っても良いでしょう。
と言う訳で試座してみた感想や魅力的なポイントなどを解説していきたいと思います。
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AKRACING ゲーミングチェア PRO-Xを体験
この「PRO-X」を試座するにあたり他にも、同メーカーの「WOLF」、「NITRO」、「OVERTURE」「PREMIUM」も同時に体験して座り比べてみました。

その理由はAKRACINGで一番おすすめのゲーミングチェア「WOLF」を体験レビュー!コスパもよし!の記事を参考にしてください。
また、それぞれのモデルも別々に感想を書いているので良かったら参考にしてみてください。
では、この記事でご紹介するハイエンドモデルの「PRO-X」は一体どうだったのか?

分かれたポイントは個人的に私がファブリックのシートが好みな事とWOLFのコスパに優れたお値段でした。
逆に言ってしまえば、PUレザーのシートで探しており、PRO-Xのお値段も大丈夫って人であれば圧倒的にPRO-Xの方がオススメです。
ではPRO-Xとは一体どんなゲーミングチェアなのか?

PRO-Xはどんなゲーミングチェア?

※店舗の許可を得て写真を掲載しています。

- 最大で180°のリクライニング
- 昇降機能付きアームレスト
- 12°のロッキング機能
上記はAKRacingの全てのゲーミングチェアに備わっている基本的な機能です。
特に180°のリクライニングはAKRacingの目玉でもありますのでメーカーを選択する上で重要になってきますね。
この上記の機能が備わった上で、さらに機能的に優れたゲーミングチェアを求める場合にPRO-Xが候補になってくるでしょう。
では、ここからさらに、どういった人がPRO-Xを選択するべきなのか、
PRO-Xを実際に体感してみて良い点、気に入らなかった点も含めて感想をまとめてみました。
PRO-Xは175cm以上の人におすすめのモデル
まず始めに、PRO-Xの寸法は以下の通り。
このPRO-Xは座面の厚さが13cmと他のモデルより3cm分厚い作りになっています。
そのため座面の高さを一番低くしても地面から45cm。
WOLFやNITROが座面の厚みを合わせた長さで一番低くして43cmなので通常のものよりもサイズが大きい事がわかると思います。
座面高45cmというと、日本人男性でいえば身長165cm以上の身長の人の膝下の長さの平均と言われているので165cmがギリギリ座れる人と座りにくい人の境界線になるんじゃないかと思います。

ヘッドレストの位置も割と高めなので、使う場合は少なくとも身長175cmより低い人は大きく感じる可能性があります。
反対に身長が175cmあれば問題なく座わる事が出来るでしょう。
このモデルを体型の良い選手が集る年末のRIZINの記者会見で使っていたのも納得です。

ちなみに筆者の身長は175cmでしたが問題なくしっかりと座る事が出来ました。
PRO-Xの良い点

- 便利な4Dアーム
- キャスターに滑り止め
- 座面の弾性は全モデルで一番
- ゆとりのある座り心地
便利な4Dアーム
PRO-Xでは4Dアームを採用。
高さ調節に加え、アームパッドの角度調節、さらに前後左右へスライドさせて調節する事が可能です。

4DアームはPRO-XとPREMIUMのみに備え付けられている、ハイエンドなゲーミングチェアにはおなじみの機能。
アームレスト(パッド)の最上級グレードと言ってもいいでしょう。
作業する際の肘の位置に合わせて臨機応変に動かす事が出来るので非常に便利です。

アルミ脚に滑り止め
キャスターの上部にあるアルミ脚の部分が黒くなっており、足を置いても滑らない用になっているのは細かな点ですが気が利いています。
ホイールにストッパーが付いているのも助かりますね。

座面の弾性は全モデルで一番

最初に述べたように175cm以上の人に向いているPRO-Xですが、高身長の人を支えられるように座面の厚みを他のモデルより3cm増しで作ってあります。
そのため座面の弾性、柔らかさの点では全モデルで1番だと思いました。
ゆとりのある座り心地
PRO-Xは特別座面の横幅が広いというわけではないのですが、座面両端の傾斜が前方に向かって徐々に低くなっている形状をしています。

そのため、WOLFやNITRO、OVERTUREなどと比べるとホールド感は薄く比較的ゆったりとした座り心地に。
よって、AKRACINGのゲーミングチェアの中でもゆとりを持って座りたい場合はPRO-Xが候補になるでしょう。
個人的にもホールド感より「ゆとり」のある座り心地の方が好みなので、この点ではWOLFよりもPRO-Xの方が気に入りました。

PREMIUMと座り比べてみるのがオススメ
上記の4つが「PRO-X」の個人的に気に入ったところです。
機能の豊富さでは最もお値段が高い「PREMIUM」と同等ですが、座面の厚みでは「PRO-X」が「PREMIUM」を上回っています。
PREMIUMは地面から座面までが全モデルで最も高いデザイン。
そのため、特別に「低座面タイプ」というものまで販売されていますが「低座面タイプ」でも座面の高さが座面の厚みを含めて一番低くしても46.5cmとPRO-Xよりも長いので、PRO-Xよりもさらに膝下の長い人向けと言えます。
175cm以上の高身長の人であればPRO-XとPREMIUMを座り比べて選んでみても良いでしょう。
PRO-Xの気になった点

PRO-Xは170cm以上の人が使うものだとあらかじめ割り切った上で、それ以外のマイナスポイントを挙げてみたいと思います。
- アームレストが低い
- 前傾姿勢の作業には向かない
アームレストが低い
これはほぼ全てのゲーミングチェアにいえる事ですが、ゲーミングチェアのアームレストの高さはある程度のお値段のオフィスチェアと比べると若干低いです。
高さがあるデスクを使用している場合、アームレストを一番高くまで設定してもまだ高さが足らないという事態になりアームレストとデスクの高さが均一にならないなんてこともありえるかもしれません。
あらかじめお使いのデスクの高さがアームレストの高さに合うのか確認しておく必要があるでしょう。

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前傾姿勢での使用には向かない
ゲーミングチェアはゲームやプログラマーのような後傾姿勢の作業としては使えるでしょうが、前傾リクライニング(チルト機能)がついていないため、前のめりの作業には適していません。
ゲームをしていると前のめりの姿勢になってしまうって人はE-WINの2019年シリーズやベルタギアのゲーミングチェアが前傾姿勢対応なのでそちらを検討してみる事をおすすめします。
関連:E-WINの2019年シリーズ「D9」は2万円台のゲーミングチェアで一番おすすめ!レビュー
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お値段、購入するならAmazonがおすすめ!

気になるAKRacing PRO-X V2のお値段は、2022年6月の時点で税込57,800円。
流石に同メーカーのプロモデルだけあってお値段も立派です。
では、どこで購入するのが一番オススメなのか?

一つのページでPRO-Xの全カラーの値段が把握出来るのと、ゲーミングチェアに関してはAmazonが一番メーカーの取り扱いが多く、適正の値段で販売している確率が高いためです。
さらに、年に数回あるAmazonのタイムセール祭りやプライムデーといったセールでは、頻繁にセール対象商品になり8,000円近く割引されることもあるので出来るだけ安く購入したい場合はそのタイミングが狙い目です。
楽天市場やYahoo!ショッピングでポイントを貯めているならそちらで安い店舗を見極めて購入するのもアリ。
ただ、店舗によって値段の差が大きいので注意が必要しましょう。
まとめ

という訳でこの記事ではPRO-Xを紹介させて頂きました。

- 4Dアームのゲーミングチェアが欲しい人
- ゆったりとした座り心地を求めている人
- 180°のリクライニング機能が欲しい人
- 身長が175cm以上の人
- より高機能なAKRACINGのゲーミングチェアが欲しい人
PRO-Xは数あるゲーミングチェアの中でも機能性的にも優れていますし、使用目的とあなたの体型にしっかり合えば素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれる事でしょう。
※Amazonはリンク先でカラーが選べます。
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