e-Sports人気の高まりと共に、増々新しいメーカーがゲーミングチェア業界に参入してきています。
中でも2019年最注目のゲーミングチェアメーカーといえば、2019年3月に日本に上陸したばかりのゲーミングチェア「VERTAGEAR(ベルタギア)」でしょう。
今回はそんなベルタギアのエントリーモデルであるVERTAGEAR SL2000!
何故このゲーミングチェアが注目に値するのか?
このベルタギアにしかない魅力、その秘密を紹介しながらレビューしていきたいと思います。
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EVOやCEOといったe-Sports公式大会で採用!
ベルタギアはゲーム愛好家と経験豊富な家具デザイナー集団によって2015年に米国で誕生したメーカー。
最近ではEVOやCEO、CAPCOM PRO TOURといった大きな大会でも採用実績がある事からアメリカやヨーロッパでは既に広く受け入れられています。
日本では2019年の3月に上陸したばかりなのでまだまだレビューが少なめですが、英語圏ではレビューも多く集っていることからその人気が伺えますね。
今回のEVOJAPANでは、VERTAGEAR(ベルタギア)ブランドのゲーミングチェアが使用されてます!
本家EVOでもこのメーカーが採用されています。 pic.twitter.com/NzmSDfWHOC
— ATTASA /アタッサ (attasa_ltd) (@Attasa) January 26, 2018
日本でもゲーミングチェアの定番のメーカーになる事はほぼ時間の問題でしょう。
希少な前傾へのチルト機能対応モデル!
今まで背もたれと座面が前傾にリクライニングしてくれるゲーミングチェアといえばE-WINがおなじみでしたが、このベルタギアも座面と背もたれが前傾に10°リクライニングしてくれる希少なモデルです。
この前傾チルトによって前傾姿勢でゲームをやる際に座面と背もたれが全面に傾いてくれるので、腹筋が圧迫されず、背筋が真っ直ぐ伸びることで腰への負担を軽減してくれるようになります。
ゲーム以外にも使える!
以上のような効果から、絵を描いたり、勉強したり、ノートパソコンを扱ったり、プラモデルの組み立てなど、目線を下に向けて行う作業をしている人にも最適。
ゲーム以外にも上記のような趣味がある場合は非常に便利なゲーミングチェアと言えます。
このチルト機能が付いているメーカーは今まではE-WINだけでしたが、ベルタギアが現れた事で新たな選択肢が増えたってことですね。
E-WINの2019年シリーズに関しては下記の記事を参考にしてみてください。
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頑丈なアルミベース
ゲーミングチェアのエントリーモデルのベースって樹脂ベースのものが多く、この樹脂ベースが使用者の体重と紫外線などで劣化して使っていくうちに破損するというケースが多いのですが、
ベルタギアSL2000はエントリーモデルながらベース部分により頑丈なアルミベースを採用。
耐荷重量も150kgあることから耐久性と安定性に優れている事が判るかと思います。
ちなみにDXRACERの最新モデルのDX11もエントリーモデルながらアルミベースになっています。
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全12色の豊富でユニークなカラーリング!
カラーリングはシリーズ最多の12色!
通常ブラックカラー + 赤or青といった組合わせが多いゲーミングチェアのカラーリングですが、ベルタギアSL2000にはホワイトカラー + 赤or青といったホワイトベースのカラーリングがあるのが珍しいところ。
他のメーカーのゲーミングチェアよりもポップな印象があり非常に魅力的で女性にもおすすめです。
勿論ブラックベースのカラーリングもあり、濃いめのピンクやパープルといった刺激的なカラーリングの組合わせも他のメーカーではなかなか見られないユニークな点です。
また、エントリーモデルながらブラック一色のシートなど、派手なカラーが苦手な人にも気遣ったカラーリングがあるのも嬉しいですね。
女性にも優しい特許出願中の簡単な組み立て
特に女性に当てはまるのですが、ゲーミングチェアの欠点として組み立ての大変さをあげる人は多いです。
ベルタギアでは従来のゲーミングチェアよりもさらに組み立てやすくなったスラインドインシステムという独自の組み立て開発。
座面と背もたれをスライドさせてはめ込んでネジで止めるだけなのでこれまでのゲーミングチェアよりも少ない工程で組み立てが可能になりました。
海外のレビュー動画もいくつかみてみましたが、やはり組み立ての簡単さを褒める声が多かったです。
組み立てについてはこちらの動画を参考にしてみてください。
Vertagear S-Line Racing Series Rev. 2 assembly
VERTAGEAR
ちなみにこの組み立て法は特許も出願中なんだとか。
その他の基本的な機能(性能)
- 座面高は最低42cm
- 2Dアームレスト?
- リクライニングは80°〜140°
- 頑丈なスチールフレーム
- 保証期間は2年
アームレストは2Dと記載されていましたが、海外の動画レビューによると上下昇降のみ?のようなのでおそらく1Dなんじゃないかと…。
アームパッドは腕が置きやすいように中心に向かってカーブしているのがGOOD!
座面幅は36cmで、両サイドの傾斜を入れると53cmになることから、他のメーカーで例えるとDXRACERのフォーミュラシリーズやAK RACINGのNITROよりも1~2cm座面幅は短め、
つまりフィット感が強いモデルである事が伺えます。
また、販売店の紹介では「座面は少し硬め」に出来ているとのこと。
座面高は42cmということで日本人の平均の膝下の長さで考えると推奨身長は160cmくらいからでしょう。
実際に海外のレビュー動画の人が「体型の小さい人におすすめ」「肩幅が広い人には合わない」と言ってたので、日本人で言えば160〜175cmくらいの身長で、座面に「ゆとり」よりも「フィット感」を求める人、そして「座面はやや硬めが好みの人」におすすめだと言えるでしょう。
実際に海外のレビュー動画の男性も175cmで快適だと言っておりました。
気になった点
チルト機能もアリ、耐久性も十分なベルタギアのゲーミングチェアですが1つだけ気になった点もあります。
それはシートにPVCレザーを採用している事。
ゲーミングチェアのレザーシートといえばPUレザーが定番ですが、ベルタギアは全てのシリーズでPVCレザーを使用しているところが気になりました。
PVCレザーの良い点
PVCレザーのメリットといえばなんといってもメンテナンスが非常に簡単というところで、ジュースなどをこぼしてもサッと拭き取る事が出来ます。
加工性も高く、これが珍しくユニークなホワイトカラーのシートを生み出す事に成功した要因でもあるでしょう。
PUレザーと比べると素材の値段も安いのでこれがこれだけの機能を揃えながらコストパフォーマンスの良さを実現した要因の一つでしょう。
デメリットも
しかしながらPVCレザーにはデメリットもあり、一般的にPUレザーと比べると通気性・弾力性・柔軟性に劣るといわれています。
実際に販売店では「硬めの座面が好みの方におすすめ」と紹介されていたのでここにPVCレザーの影響があるのかもしれません。
実際のところ通気性はどうなのか?
ここが非常に気になったので米国の公式ホームページを調べてみると、PVCレザーの説明に「汚れに強い上質のPVCレザー」という記述と共に「the breathable open-cell structure limits heat being trapped」という記述が、
これは「通気性のある連続気泡構造が熱を制限する」という意味だと思います。
つまり「熱がこもりにくい」という事が言いたいのでしょう。
おそらく全文を読むとこの「通気性のある連続気泡構造〜」というのはこのPVCレザーの下にある超高濃度のフォームパッドの事を指しているので「中のクッションの通気性が良いので熱がこもりにくいですよ」という事が言いたいのだと思います。
つまり、ベルタギアで使われているPVCレザーは上質で、中のクッションも通気性にこだわって造られていると言えます。
あと公式ページなどには記載されていませんでしたが、YOUTUBEの動画などを観てみると座面のシートにはしっかりとピンホールが等間隔で空けてあり、座面の通気にもしっかりと配慮が施されている事がわかります。
どこまで通気性が良いのかは実際に購入して長く使用した人にしか判らないでしょうが、一応そういった通気性への工夫はされているようですし、ベルタギアの他のハイグレードモデルでも使用している事から、必要以上にPVCレザーに抵抗感を感じる必要はないのかもしれません。
また通常、ゲーミングチェアの保証期間は1年のメーカーが多いのですが、ベルタギアの保証期間は2年と、ゲーミングチェアとしては長めの保証期間を設けている事からシートの耐久性にも自信を持っているんじゃないかと思います。
ベルタギアSL2000のお値段は?購入するならここがおすすめ!
2019年6月の段階だと断然Amazonがおすすめです。
今のところ他のサイトと比べても最安で、通常は3万円前後ですが、カラーによっては23,000円台(2019年6月現在)で扱っているものもあります。
サイトも一つのページで複数のカラーと値段が確認出来るので非常にわかりやすいです。
また、Amazonが販売、発送を行なっているので、月に一度のAmazonタイムセール祭りで割引価格になる可能性も秘めています。
その次におすすめはYahoo!ショッピング。
こちらも3万円前後で購入が可能ですが、現状カラーの扱いは少ないようです。
楽天市場は何故かSL2000のお値段が7万円台になっているので今は避けた方が良さそうです。
まとめ
というわけでベルタギアSL2000はこんな人におすすめ!
- シートに「ゆとり」よりも「フィット感」を求める人
- 希少な前傾チルト機能が欲しい
- エントリーモデルながら頑丈なアルミベースがいい
- 豊富な全12色のカラーリングから選びたい
- 簡単な組み立てられるゲーミングチェアが欲しい
- 安心の2年保証に魅力を感じる
- 3万円前後のゲーミングチェアを探している人
この価格でアルミベースで前傾リクライニングしてくれるってかなり凄いですね。
さらにカラーの豊富さや組み立てやすさはライトユーザーにも嬉しいところ。
前傾リクライニングの機能に魅力を感じて悩んでいる人は是非、E-WINの2019年シリーズと比較して選んで欲しいです。
ゲーム以外の用途でも役に立ちますよ。
E-WINの2019年シリーズに関しては下記の記事を参考にしてみてください。
E-WINの2019年シリーズ「D9」は2万円台のゲーミングチェアで一番おすすめ!レビュー
これだけの機能を備えたゲーミングチェアが3万円前後で現れたのは選択肢が広がりそうですし、ゲーミングチェア業界にとってまた新たな刺激になりそうですね。
夏も安心!通気性の良いファブリックシートのゲーミングチェア6選!コスパも抜群!