ゲーミングチェアといえば、レーシングカーのバケットシートのような形にPUレザーのシートが定番。
しかしながら、
- 「通気性が悪く蒸れやすい」
- 「汗をかくと肌に引っ付く」
といったデメリットがあることから、夏の使用には向いていないんじゃないかと購入を躊躇している人もいるかと思います。
PUレザーはPVCレザーよりは通気性に優れているものの、やはり素材として蒸れやすい事には代わりありません。
夏に車の中で眠って目を覚ましたらシートに肌が引っ付いて不快な気分になった経験がある人もいるかと思いますが、室内温度の高い環境で使用した場合まさにあんな感じになるでしょう。
季節外れの猛暑が当たり前になっている昨今、部屋がどうしても熱い人なんかは「PUレザーは避けたい、でもゲーミングチェアは欲しい」という葛藤している人もいるかと思います。
そんな人におすすめしたいのがファブリックシートのゲーミングチェア。
ファブリックとは、その名の通りシートに布製の素材を使ったゲーミングチェアです。
ただ、ファブリックシートのゲーミングチェアというと、PUレザーより安いものが多いため機能的に劣っているんじゃないかと勘違いしている人もいるかもしれません。
しかし、決してそんな事はありません。
この記事では、例としてファブリックシートのPUレザーより優れている点を解説、さらにファブリックシートのオススメゲーミングチェアをご紹介します。
これを読めば、きっとお気に入りのファブリックシートのゲーミングチェアが見つかることでしょう!
関連:2万円台で購入出来るおすすめオフィスチェア9選!機能も多彩!10万円台との違いは?
ファブリック生地(布地)のPUレザーより優れている点
まずは、ファブリックシートが定番のPUレザーよりも優れているところをチェックしてみましょう。
- PUレザーより通気性が良い(蒸れにくい)
- 肌に引っ付きにくい
- 肌触りが良い
- 座面が滑りにくい
- よりソフトなフィット感
- 経年劣化しない(使用による劣化はある)
- PUレザーより安い
- コストパフォーマンスが高い(素材の値段が安い)
PUレザーと比べて蒸れにくい
ファブリックシートのメリットは沢山ありますが、体感としてはなにより通気性が一番にあげられます。
ファブリックはPUレザーと比べると汗で肌にも引っ付きにくく、決して蒸れないというわけではありませんが、夏場に長時間着座していても比較的蒸れにくいので夏場でもゲームの集中力を切らしづらいと言われています。
「シートが蒸れすぎてゲームどころじゃない」というような状況になりにくいわけですね。
素材としての値段もPUレザーより安いので、同じ性能でもファブリックの方が安い場合が多く、コストパフォーマンスの良さを発揮してくれます。
デメリットは?
デメリットはPUレザーと比べるとシートについた汚れが落としづらいこと。
シミになりやすいのでジュースなどの液体類をこぼさないように気をつける必要があるでしょう。
また、長年使っていくうちに座った時の摩擦などによる擦り切れは徐々に出て来る可能性があります。
ただ、PUレザーのように時間が経つ事により自動的に劣化する「経年劣化」はありませんので、そういった意味では耐久性ではファブリックの方が上。
丁寧に使うことでより長く使い続けられるのもファブリックの魅力の一つと言えるでしょう。
ファブリックシートについて詳しくはファブリックとは?お手入れ方法を紹介!の記事を参考にしてみてください。
ファブリックシートのおすすめゲーミングチェア12選!
というわけで、ここからはファブリックシートを採用しているおすすめゲーミングチェアをピックアップして紹介していきたいと思います。
CYBER GROUND FABRIC
CYBER GROUND(サイバーグラウンド)は日本の家具メーカー「タンスのゲン」によるゲーミングチェアブランド。
CYBER GROUNDのFABRIC(ファブリック)の凄いところは1万円台なのにも関わらず4箇所の調整が可能な4Dアームレスト(肘掛)を採用。
さらに収納式のオットマンまでついています。
このファブリックシートタイプはデザインもシンプルなので部屋にも馴染ませやすいのも嬉しいところ。
安さの面、機能の面、日本企画の安心感の面でもかなりコスパの高いゲーミングチェアです。
関連:【タンスのゲン】CYBER GROUNDのゲーミングチェア の評判。1万円で高機能!
Dowinx LS-666801F
2万円以下で購入可能なコスパに優れたメーカー「Dowinx」の最大の魅力は、何と言ってもお値段に対する機能の豊富さ!
中でもファブリックシートのゲーミングチェアであらかじめ収納式のオットマンが内蔵されているゲーミングチェアは非常に貴重です。
また、ランバーサポートにはマッサージャーが内蔵されていたりと個性的な機能も光ります。
カラーリングもゲーミングチェアにしては落ち着いた感じでどんな部屋にも馴染ませやすそうでグッド!
身長160cm〜180cm、体重〜80kgの人にオススメのサイズ感です。
関連:DowinxのゲーミングチェアLS-6688をレビュー!評価や評判は?
DXRACER フォーミュラシリーズ DXR
トップメーカーのゲーミングチェアが欲しいというこだわりがある人には、この業界のパイオニアであるDXRACERは欠かせません!
DXRACERのエントリーモデルであるフォーミュラシリーズのファブリック版がこのフォーミュラシリーズDXR。
同フォーミュラシリーズの中でファブリックを使用している事から、シリーズで唯一3万円を切るお値段を実現、e-Sportsの公式国際大会などでも頻繁に採用されています。
Amazonでも200件近いレビューを獲得し、ユーザーからも高評価を得ている大人気モデルです。
比較的フィット感が強いモデルで、推奨身長は155cm〜175cmの細身から普通体型の人。
アームレストは上下昇降のみと機能的には比較的シンプルですが、ブランドとしての信頼感は抜群。
ゲーミングチェア入門としてもおすすめです!
関連:DXRACERフォーミュラシリーズDXRをレビュー!3万円以下のファブリックシートならコレ!
NEOLEAD ゲーミングチェア
NEOLEADのゲーミングチェアの魅力はゲーミングチェア特有の派手なカラーリングを抑えたシンプルさ。
ゲーミングチェアの派手なカラーリングは苦手な人にオススメの落ち着いたデザインです。
そして、1万円台で購入できるのにも関わらずアームレストは上下昇降、前後、角度調整まで出来る3Dアームレスト、さらにフットレストまで内蔵しているコスパの良さも魅力。
ファブリック&落ち着いたカラーリング&多機能&低価格で探している人にはイチオシのゲーミングチェアですよ!
ゲーミングチェアのメーカーとしてはそれほど有名ではありませんが、楽天市場のゲーミングチェア部門で6週連続1位を獲得するほど人気を集めています。
関連:NEOLEADのゲーミングチェアの評判は?シンプルで多機能、コスパも抜群!
KARNOX GINIE
KARNOX(カルノックス)のゲーミングチェアの魅力は何と言っても珍しいホワイトをベースとしたボディ。
清潔感がありデザインもシンプルなので部屋にも馴染ませやすいでしょう。
10年以上のカーシートを製造経歴があるメーカーである事や、自社工場を持っている点などはここ数年でバケットシートを作り出したメーカーよりも信頼感があります。
座り心地はフィット感が高く、硬めの座面が好みの人向け。
1Dアームレストだと物足りない場合はKARNOXのハイエンドモデルであるLEGENDがオススメ。
関連:KARNOXのゲーミングチェアGINIEをレビュー!2万円クラスの新定番!
E-WIN D9-BK
あまり知られていませんが、ゲーミングチェアメーカーの中で唯一、猫背になりやすい前傾姿勢での作業をサポートしてくれる前傾リクライニング機能が付いているのがこのE-WINのゲーミングチェア。
E-WINの[D9]は基本PUレザーですが、このブラックカラー[D9-BK]のみファブリックシートになっています。
アームレストは上下昇降、前後、左右の角度調整が可能な3Dアーム!
オットマンの取り付けも可能なのでゆったり足をのばして眠る事も出来るでしょう!
推奨身長は155cm〜180cmとこちらも日本人の体格に合ったサイズ設定です。
こちらも前傾リクライニングなど個性的な機能を搭載しながら3万円以下で購入可能なおすすめモデルです。
関連:E-WINの「D9」は2万円台のゲーミングチェアで一番おすすめ!レビュー
バウヒュッテ G-550
こちらはBauhutte(バウヒュッテ)の人気モデルRS950RRをべ―スにした改良モデル。
今購入するならウレタンシートが50mm分厚くなったG-550の方がオススメです。
日本のメーカーならではのユーザーの事をしっかりと考えた、ちょっとした親切な機能が光るメーカーです。
最低座面高は39.5cmとゲーミングチェアの中でも低めなので小柄な人にもお勧め!
アームレストは上下昇降、前後、左右角度、さらにアームの取付け位置の調整可能。
ヘッドレストとランバーサポートはカバーを取り外して洗う事が出来るのでずっと清潔な状態で使い続けることができます。
これだけ性能が充実した改良モデルながらお値段は3万円台で購入可能!
さらに機能を充実させたい場合はハイエンドモデルのG-530がオススメです。
関連:Bauhutte(バウヒュッテ)のRS-950RRをレビュー!3万円以下で日本人向けの低座面仕様!
バウヒュッテ G-530
3万円台のファブリックシートのゲーミングチェアで最も機能が充実していて安心感が高いゲーミングチェアは何れか?と言われればこの「バウヒュッテ」の最新ハイエンドモデルG-530が挙げられるでしょう。
上下、左右、前後、幅の調整が可能な4Dアームレストを搭載。
ヘッドレストは4段階で調節できる独自の構造になっています。
最低座面高が40cmと低めなところも嬉しいところ。
これだけ充実していながら3万円台後半で購入できてしまうのは凄いの一言。
日本メーカーならではの気遣いが光る名ゲーミングチェアです。
AKRacing WOLF
ゲーミングチェア界でDXRACERと並ぶ人気を誇るのがこのAKRacing。
同メーカーのPUレザーを採用した人気エントリーモデルであるNITROとほぼ同じ機能を搭載しながらお値段的にはNITROよりもお値打ち。
ファブリックなので通気性も良く、シートも蒸れにくいのでPUレザーにこだわりが無いのであればこちらの方がコストパフォーマンスが良いです。
アームレストは上下昇降のみながら、お値段は他のメーカーと比べると若干お高い印象、
ただ、AKRacingのリクライニングはなんと脅威の180°、耐荷重量は150kgと他のメーカと比べ耐久性も高いのが特徴。
ファブリックでもレッドやブルーカラーが多いゲーミングチェアの世界でファブリックながらホワイトカラーも選べるのは嬉しいところです。
関連:AKRACINGで一番おすすめのゲーミングチェア「WOLF」を体験レビュー!コスパもよし!
イトーキ クロスフォーカスチェア
スピーナチェアなど、10万円クラスの有名オフィスチェアを販売していることでも知られる日本のメーカー「ITOKI(イトーキ)」から発売されたゲーミングチェアがこちらのクロスフォーカスチェア。
よくあるゲーミングチェアのようなスポーティさや派手さを抑え、あらゆる空間で使いやすくなったデザインがこのゲーミングチェアの最大の魅力。
落ち着いた色合いのファブリックはオフィスや書斎などあらゆる空間に溶け込んでくれます。
”ゲーミングチェアの機能は魅力的だけど、如何にもゲーミングチェアなデザインは苦手”という人にもオススメです。
関連:イトーキのゲーミングチェア「クロスフォーカスチェア」は何処でも馴染む!【ITOKI】
Secretlab Omega 2020 Softweave ファブリック
Secretlabは日本でこそまだ2020年に入ってきたばかりで知らない人も多いゲーミングチェアですが、世界的な知名度ではあのAKRacingを上回るほど有名なトップブランド。
世界中のトップゲーマーやトップe-Sportsチームが愛用しています。
ファブリックシートのゲーミングチェアとしては貴重な上下・前後・左右・角度の調節が可能な4Dアームレストを搭載。
耐久性も抜群、ヘッドレストやランバーサポートは冷却ジェルが内蔵されていたりと長時間座る際の快適さに徹底的に拘っています。
関連:SecretlabのゲーミングチェアOMEGAをレビュー!世界中のプロも使うトップブランド。
オカムラ STRIKER SEATING EX
日本を代表するオフィス家具ブランド「オカムラ」によるゲーミングチェア。
シートは肌の長時間接触するところにはファブリックが、外装にはPUレザーが巧みに使われています。
基本的な座面の構造自体がオカムラの代表的なオフィスチェア「シルフィ」を基にして作られており数少ない前傾姿勢にも対応。
視野を狭めてよりプレイに集中することを考えられてつけられたワークヴェールなど、機能も耐久性もトップクラスです。
機能・デザインともに妥協したくない人にオススメの高級ゲーミングチェアです。
関連:オカムラのゲーミングチェア「ストライカーEX」をレビュー!口コミ・評判
ファブリックシートなら一年通して快適!(まとめ)
ということで、ファブリックシートのオススメゲーミングチェアをご紹介させていただきました。
全体的な価格はPUレザーより安く、2万円〜3万円台で購入できるものが多いところも魅力ですね。
機能はPUレザーと引けを取らないことかもより素材の価格の安いファブリックのシートだからこそ実現出来る値段帯と言えるでしょう。
ゲーミングチェアデビューは、コスパも抜群で、一年通して快適に使い続けられるファブリックシートのゲーミングチェアで始めてみてはいかがでしょう?
関連:ゲーミングチェアのおすすめ18選!2022年に購入するならコレで決まり!